今日は「沖縄慰霊の日」です。上の写真はネットからお借りした沖縄戦の焼け野原の様子です。
今朝は早朝から青空が広がって、強い日差しが輝いていました。戦争末期の沖縄も、灼熱の日々だったことでしょう。今朝の朝の勤行の時に、沖縄戦の戦死者の方々の菩提を祈らせていただきました。
私は、沖縄へいくのにパスポートが必要だった時代を知っている世代です。戦争が終わってからも、沖縄は長く占領地として苦しんできました。その苦しみは「基地の島」として今も続いています。
沖縄へ仕事で行ったときには、突然轟音をたてて米軍の戦闘機が頭上を飛んで行くのをしばしば見ました。
仏教徒は、いかなる高邁な理由があろうとも戦争を肯定してはならないでしょう。戦争は、一部の人の利益のために、最も弱い人々を殺していく行為に他ならないからです。お釈迦様は、明確に「殺すな」、いかなる理由があろうと「殺すな」と戒めています。
今日は、沖縄でいったい何が起き、その影響が今も続いていることを思いながら、静かに暮らしています。