慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

菩提樹が慈雲寺に出現!

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 お釈迦様は菩提樹の下で静かに瞑想に入られ、ついに悟りを開いたと言われています。上の写真は、インドのブッダガヤにある大菩提寺菩提樹。お悟りを開かれた場所に建てられたお寺です。大きな菩提樹が境内に何本もあり、特にお釈迦様がお悟りを開いた、まさにその菩提樹の子孫(挿し木で受け継がれた三代目)が大きく枝を広げ、そこで瞑想する修行僧もいます。

 今週末の30日(日)には、「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」で、お釈迦様の教えの基本である「四諦」について少しお話をしようと思っています。

 その準備をしていたら、大菩提寺にお参りした時のことを思い出し、「あの菩提樹が懐かしい。慈雲寺にも菩提樹を植えてみたいなぁ」と思っていました。

 そして、今朝、洗濯物を干そうとしてベランダへ出た時、倉庫の陰から枝が伸びているのに気が付きました。

 え????あれって菩提樹では??思わず洗濯物を放り出して倉庫に近づいてみると、3m以上ある立派な菩提樹でした。今年になって急に枝を広げたのでしょうか?今までは倉庫の陰でひっそり成長していたので気が付かなかった・・・・5年もここで暮らしているのに、境内の樹木に気が付かないなんで、どれだけ大きなお寺なんだ!?と笑ってしまいました。

 というわけで、認識していなければ「存在していない」幻の菩提樹が、とうとう出現したというわけです。残念ながら、どうやら今年の花の時期は逃してしまったようですが・・・。秋になれば黄葉するようですので、何だか楽しみ。

 それにしても不思議・・・