11月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、29日10時より行います。テーマは「供養」は「法事」の意味や、それを行うことの意義・功徳についてあらためてご一緒に考えてみましょう。
「講座」というタイトルはついていますが、仏教の基礎を分かりやすくお話することを心がけています。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加下さい。
私は慈雲寺に赴任するまで40年近くカナダで暮らしていました。カナダでは、中国系や日系の方たちなど、例外はありますが、「先祖供養」というような宗教的な行事をすることはありません。しかし、祖先の話をするのは大好きな人は少なくありません。カナダに移住してきた時の苦労話から、祖先、親類縁者の面白いエピソードは、感謝祭やクリスマスに家族が集まると、必ず繰り返して披露されるので、子どもたちも良くしっています。
「1829年にグラスゴーからアルバータに移住してきたゴードン・スミスの縁者の方、ご連絡下さい。一族会のパーティをいたします」なんて広告が新聞に出ることも珍しくありません。教会の洗礼記録などから祖先を探すのを趣味にしている人もいます。
日本では、「ご先祖を大事に」と良く聞くわりには、先祖のエピソードを語る人は少ないように思えます。先祖供養を子孫の「負担」にせず、楽しい宝物にしていくにはどうしたら良いでしょう?
ご一緒に考えてみましょう。
◎慈雲寺へのアクセスについては、ホームページ jiunji.weebly.com をご覧ください。
◎今日の写真も、総本山光明寺の菊花展で見た大輪の菊です。