4月8日はお釈迦さまがお生まれになった日です。日本ではちょうど桜も咲いて春の花の盛りなので「花祭り」として知られています。正式には潅仏会といいます。
キリスト教では、神の子イエス・キリストの誕生が非常に重要ですから、クリスマスも盛大に祝われますが、仏教ではそれほどではありませんね。生まれただけでは、まだ道半ばというところだからでしょうか?仏教徒にとって一年で一番大切なのは、お釈迦様が悟りを開かれた「成道会」(12月8日)でしょう。
とはいえ、私たちはお釈迦様がお生まれになり、お悟りを開いて、教えを説かれたからこそ、阿弥陀仏のお慈悲、救いについて知ることができたのですから、やはり嬉しい日には違いありません。
慈雲寺には、お生まれになったばかりのお釈迦様を現した可愛らしい仏像があります。小さなお堂を花で飾って、その仏像をお祀りします。
お釈迦さまがお生まれになったとき、天から甘露の雨が降ったと言い伝えられているので、この仏像に甘茶を掛けてご供養します。
コロナ禍で、子供たちにも不安や動揺が広がっていると聞いています。子供たちの心身の健康をお釈迦様にお祈りしてください。
4月8日は夜8時ごろまで本堂前に花御堂を用意しますので、ご都合の良いときにゆっくりとおまいりください。