祖父に公園に連れていかれ相撲を見逃し不機嫌な1歳児 - YouTube
何も考えずにぼんやりしたいときはYouTubeを見ることがあります。最初のページを開くと、今まで閲覧したものを基にAIが選んだ(?)、おすすめの動画の一覧が出てきます。この選択がなかなか興味深い。私の閲覧歴のどこと関係しているのか???と思うものも多数。
先週あたりから、上に示した動画を薦めてきます。「ゆうくん」という1歳児が祖父と遊んだり、話したりしている姿の動画です。このゆうくんが驚くほど言葉の発達が早く、どうやらテレビでもこの動画が紹介されたらしい。
祖父母と同居しているらしく、家族がゆうくに対して、普通の大人に対する会話とほぼ同じように話しているのが見てとれます。「わんわん」ではなく、「犬」と言うとか、「うまうまでちゅね~」ではなく、「おいしいね」と言うとか・・・これが家族の方針なのか、自然にそうなったのか興味深いところです。
ヨーロッパの言語学者の夫妻が、子供が生まれたばかりのころからホーマーの叙事詩を読み聞かせていたら、子供の言語能力の発達が非常に早くなったという話を聞いたことがあります。
ゆうくんのもともとの能力にも恵まれているのでしょうが、大人四人に囲まれていることが、この子の言語能力の発達に大きく影響しているのは間違いないでしょう。
いや~~それにしても可愛いなぁ、ゆうくん
ところで気になるのは、母親がゆうくんに英語を教えようとしていることです。彼女の発音はなかなか上手なので、英文科の出身?それとも留学経験ありかな?
でも、それ必要ですか?
アップルとかポテトとか言えるより、日本語の形容詞を増やした方が良くないかなぁ・・・?日本語がしっかり身についてからでも、英語は学習できる。
ここにも何度も書きましたが、母国語は文化、外国語は道具です。英語が使えることで、確かにいろいろと便利なことがありますが、自分の人間性を確立する、自分のバックグラウンドになる文化を確立してこそ、道具を使いこなす能力も伸びると思うのですが・・・・
ゆうくんがこれからも、どんどん「自分で考える能力」を伸ばし、豊かな語彙を使った表現力で、コミュニケーションして欲しいと思っています。