ここ数日、またまた気持ちが落ち込んで、ぼんやりしていました。亡くなった子猫のせいかもしれませんが、別の理由も。
昨日は、可愛らしい花束を持ってお寺を訪ねて下さった方がありました。「何でもお手伝いします」と言って下さったのですが、お名前を聞くのも、お茶にお誘いするのも咄嗟にできませんでした。本当にごめんなさい。
いただいた花は、台所の窓辺に飾って、昨日から何度も心を慰められています。もし、このブログを読んでくださっていたら、ぜひもう一度お会いしたいです。ゆっくりお話しましょうね!
何もする気になれず、ぼんやりとしたいときに良く手にするのが、『ブッダがせんせい』という冊子です。これは仏教伝道協会が発行しているもので、仏典の中の言葉をこども向けに翻訳して、やわらかな口調で解説しています。
原典となる言葉も掲載されていますし、読み聞かせる大人のための解説もついています。
今日、ぱらぱらと開いていたら、偶然にこのページが目に入りました。タイトルは「手をあらうように、いつも心をきれいにしておこう」です。
ブッダは「心をきれいにしておくことは、とてもだいじなこと。いつもきれいな心でいれば、楽しいことやうれしいことがたくさおきる」と言っています・・・・
これは、最も古い仏典のひとつ『ダンマパタ』の中の、「すべてのものごとは、その人の心によって成り立つ。いつも清らかな心で話したり行動するならば、楽しみや喜びは、いつも影がそうように、その人につきしたがうだろう」という言葉からとられています。
私の心に重く淀んでいたのは、子猫への哀れみではなく、自分の心の汚れだったようです。まずは、手を洗って、お部屋の整理をしながら、心も洗っていきましょう。