慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

今日から本当の(?)お盆。徳の高いお坊さんに会いに行こう!

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インドのベナレスの町。人はせかせか、牛はのんびり。

 お盆の仏教的な根拠となっている『盂蘭盆経』によれば、太陰暦(旧暦)の7月15日は、夏の修行期間を終えた僧侶たちが、その期間中の自分の行いについて反省する「自恣」の日です。この日に徳の高い僧侶に供養すれば、その功徳にあずかることができるとされています。

 旧暦の7月15日は、今私たちが使っている暦では、今年は8月22日です。

「修行者が清浄な戒を保つことができれば、その徳は広々とゆきわたるだろう」とお釈迦さまはおっしゃっています。

 お盆は徳の高いお坊さんに供養する・・・というのがポイントだった!

 

 ”偉い”とされている大きなお寺の御住職に会いに行くのも良いでしょうが、まじめにコツコツ修行をしている若い僧侶、人知れず奉仕活動を続けている僧侶、自らの行いを反省することを忘れない僧侶・・・・そんな徳の高いお坊さんにぜひ会いに行ってください。

 上の項目に全部当てはまるので、慈雲寺に来てね!・・・と言えないところが情けないですが。