お中元を贈る習慣は、もともとは道教の三元説に基づいた宗教的な慣習でした。道教では一年を三つの「元」に分け、それぞれを司る神を祭ります。太陰暦(旧暦)の7月15日は赦罪大帝がおいでになる中元の祭り。この日は、祖先が犯した罪を赦してもらえるように子孫が願ってあげる日です。
この慣習が仏教の盂蘭盆会と結びついて「お盆」の慣習になっていったと言われています。
今年の中元は、現在私たちが使っているカレンダーでは8月22日です。満月の夜ですから慈雲寺では月例の写経の会を行います。
自分たちの行いを静かに省みながら、美しい満月を楽しみましょう。
夜7時半より、『般若心経』の読経をご一緒にいたします。毎月少ずつ心経の内容についてもご一緒に学んでいきましょう。
7時半より前にいらして写経を始められても結構ですし、遅くなってもかまいません。必要な道具はすべてそろっていますので、どなたでもお気軽にご参加ください。