慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

魚のおいしい土地の近くに住める喜び

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海の幸がテーブル一杯のランチ!

 慈雲寺は住所は名古屋市内ですが、知多半島の北端に位置していると言った方が正確ではないかと思っています。

 ここに赴任する以前、知多半島のお寺で何度かお説教をさせていただく機会に恵まれました。その度にそれはそれは美味しい海の幸をご馳走していただきました。各種のお刺身はもちろん、茹でたての蛸、渡り蟹、蝦蛄、海老、貝類・・・季節ごとに違う「旬の魚介類」。伊勢湾に面したエリアに住む人々がとてもうらやましく思っていたのです。

 私はカナダの西海岸、海の見えるところに長く住みましたから、魚介類の美味しい地域に住める幸せが格別なのを知っていました。そして、嬉しいご縁で知多半島にやってきたと言うわけです。

 ご近所のスーパーにも伊勢湾や三河湾で取れた魚介類が並んでいますから、慈雲寺の台所のグリルは大活躍しています。

 

 さて、昨日は太陰暦の7月15日。この日に徳の高い僧侶に供養すると、大きな功徳が得られるとか・・・そのためか、とびきり新鮮で美味しい海鮮料理のランチにご招待していただきました。いや・・・別に私の「徳」を認めてくださってのご招待ではないことはすぐにわかってしまったのですが・・・・

 三河湾の穏やかな海や島影を眺めながら、良きご縁と美味の幸せをかみ締めた一日でした。