慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

12月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、12月19日10時より行います。テーマは仏教の考える「理想の生き方」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加下さい。

西国三十三カ所観音霊場の巡礼を始めました。 その2 <巡礼バスツアー1>

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第十六番札所清水寺

 

 10月に入って、いよいよ西国三十三カ所音霊場の巡礼を始めました。大学生の時に秩父三十四観音霊場巡りをしたのを初め、さまざまな霊場を巡っています。秩父は全て回ることができましたが、他の霊場は満願を目指して出かけたわけではないのでそれぞれの一部をお参りしただけです。

 しかし、知多四国はなんとか全てをお参りしたい・・・そして今回の観音霊場に関しては特別な心願もあるので、満願を目指しています。

 そこで選んだのがバスツアー。西国の観音霊場は近畿の広い地域に点在しており、電車やバスを使って巡るのはなかなか大変。途中で挫折しないことを目指すとなると、月一回のツアーは好都合です。しかも、行程を見ると、大型バスではお寺の近くまで行けない場所も多く、けっこう歩かなければなりません。これが「苦労して巡るほど本来の巡礼のありかた」という教えへの言い訳(?)にもなりそう。

 

 というわけで、名古屋の旅行会社が催行しているツアーに入ることにしました。巡礼のツアーはもちろん初めてですが、私はバスツアーには幾つか危惧していることがありました。最大の心配は、車内や団体としての雰囲気です。私のように一人で参加している人もいるでしょうが、多くは友人誘い合ってという数人のグループだと想像していました。最初は知らない同士でも、毎月会うのですから、そのうち顔見知りにもなるでしょう。

 そうなると車内でも、境内でも「仲良し度」があがって、「物見遊山」のような雰囲気になるのでは???もちろん、私も自分の旅心を充填させることが目的の中に入っているので人のことは言えませんが・・・でも、やはり巡礼は宗教的な行動。そういう雰囲気がほしいですよね。

 

 ということで、少し心配しながら乗り込んでみて少々驚きました。なんと、動き出した車内はシーンと静まりかえっているのです。実はこれはコロナ禍のおかげ(?!)

車内で水分補給を除いては飲食は禁止。お喋りも控えてほしいとツアーの添乗員からお願いされたのです。

 そうなると車内のでお菓子のやりとりなどもなく、車内はとても静か・・・バスを降りてお参りをする時も、皆、ほとんど口を聞きません。けして暗い雰囲気になっているわけではありませんが、「巡礼」という本来の修行らしさが醸し出されていました。

 そこで重要度が増してくるのが、同行して下さっている「先達さん」の力量です(つづく)