普段から基本、ぼんやりと日々を過ごしているので、あまり月日の流れは気にならず、時々、「あら?もうセーター着ないと寒い!」なんて気がつきながら、さっさと衣替えもできないダラダラ暮らしです。
それでも、今月は少々事情があり、個人的には「掃除月間」といたします!いや、一に掃除、二に掃除が僧侶の基本なので、こんな宣言は恥ずかしいけど、おおやけにしておかないとダラダラになってしまいそうなので・・・進捗状況はブログでご報告いたします。
さて、12月の慈雲寺の行事です。
◎12月19日(日)10時より 尼僧と学ぶやさしい仏教講座
テーマは「仏教の考える『理想の生き方』」です。
大乗仏教は善行を積み重ね、利他に生きることによって出家をしなくても救われていく道を示した教えです。末法の時代に生きる私たちは、なかなか「善きこと」を積み重ねるのは難しいですが・・・仏教徒として穏やかで大らかな暮らしをしていく智慧をお釈迦様の教えからご一緒に学びましょう。
◎12月19日(日)夜7時半より 満月写経の会
慈雲寺では、毎月の満月の夜にお月見を兼ねた写経の会を行っています。7時半から、ご一緒に『般若心経』を読み、心経の内容についても毎月少しずつ学んでいきます。早めにおいでになっても結構ですし、読経に遅れてもご心配なく・・・必要な道具は全て用意してあります。
今月は地球と月の距離が一年で一番離れる時。一年で一番小さな満月というのも、また味わいがありそうです。
◎12月21日(火) 終い弘法の法要とお砂踏み
法要は10時より、お砂踏みは全日
慈雲寺は、現在の住所は名古屋市内ですが、文化史的には弘法大師の信仰が篤い知多半島の影響の強い場所にあります。
慈雲寺は浄土宗西山派(西山浄土宗)に属する寺院ですが、弘法大師さまともご縁があり、本堂の左手に御大師さまをお祀りしています。慈雲寺の御大師さまは、他にあまり例のない若々しいお姿です。
お肌はつるつるで、ガラスの玉眼はキラキラと活力に満ちています。慈雲寺は江戸時代から有名な皮膚科の医家の尽力で生まれたお寺ですから、そのご縁もあっての「美肌」の弘法さまなのかもしれません。
21日は御大師さまのご縁日です、10時より、短い法要をして、弘法大師のお言葉をご一緒に学びましょう。
また、四国八十八カ所の霊場から集めた「お砂」を踏みながら、ミニ巡礼が体験できる「お砂踏み」も体験していただけます。お砂踏みは本堂の扉が開いている間はいつでもお参りしていただけます。
◎12月31日 深夜12時45分より 修正会
大晦日は、ご一緒に読経し、一年の間に心に積み重なったさまざまな悩み、苦しみ、怒りなどをいったん「手放して」、新たな年をご一緒に迎えましょう。
◎慈雲寺での行事は、特別な場合を除いて全て無料です。仏様やご先祖様へのご供養、お寺の維持などのために、お気持ちを御喜捨いただければ、ありがたく存じます。
また、慈雲寺はどなたにも開かれたお寺です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。
★慈雲寺以外の場所での予定
◎12月8日1時より 半田市の常楽寺(東郷町2-41)でお十夜のお説教に呼んでいただきました。
常楽寺は知多半島屈指の大寺院です。お十夜法要のお説教師として招いていただきました。以前も何度か呼んでいただいたのですが、いつもドキドキ・・・1時から法要があり、お説教は1時半ごろからと思われます。
参加者のほとんどは地域の老人会の方々だそうで、他宗派の檀家さんも参加されるとのことですので、お近くの方はお参り下さいませ。
◎中日文化センターの鳴海校での新春講座
「尼僧と学ぶやさしい仏教入門」 毎月第二日曜 13時半より
昨年の春から鳴海駅前の中日文化センターで、仏教の入門講座を担当させていただいています。慈雲寺での講座よりも、少し系統だったお話をしています。仏教の考え方、ものの見方の基礎知識を固めたいという方たちとご一緒に学んでいます。
1月からの講座では、『般若心経』について、その成立や内容についてお話したいと思います。心経の現代語訳は膨大な数がありますので、それを比較しながら理解を深めていこうという試みです。
お問い合わせ、お申し込みは鳴海中日文化センター
(℡0120-53-8763)へ。