慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

お寺でクリスマスパーティ?!

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お寺にはサンタさんが来てくれるのか?!

 

 お寺で生まれ育った子供たちにとって、毎年の重要問題は「お寺にはサンタさんが来てくれるのか?」ということだったと、僧侶仲間が笑いながら話してくれたことがあります。

 「キリスト教の信者でなければサンタは来ない!」と、サンタ到来もクリスマスツリーもきっぱり否定された子供もいるし、「どうせ日本ではクリスチャンでなくても、ツリーを飾るし、サンタも来るよ」と、”通常”扱いで育った子供もいるようです。

 たしかに、日本のクリスマスは「キリストの誕生を言祝ぐ」というイベントではないようなので、サンタさんメインで楽しんで良いのかもしれません。

 まあ、クリスマスツリーは庫裏の中でひっそり?境内の木を飾って電飾もキラキラというのはあまり見ませんが・・・・

 

 さて、昨日はご近所の子供会の母子が集まって、慈雲寺でクリスマス会をしてくれました。「会場を貸してください」と言われた時は、即OK!お寺から子供の声が聞こえるのは、どんなイベントであろうと大歓迎です。

 この大変な時代に子育てしている人たちを応援したいという気持ちはいつでもあるし(早く態勢を整えて子供食堂のようなものをやりたい!)、慈雲寺は「みんなのお寺」として開放し、いつでも使って欲しいと願っています。

 お母さんたちの手で本堂の入り口周辺の飾り付けがされて、なんだかご本尊も楽しそうなお顔になりました。

 

 慈雲寺の本堂は畳も古く、あちこちの床が弱っている感じなので、飛んだり跳ねたりするのは少々心配ですが、それ以外の目的ならいつでもご利用下さい。

 グループはもちろん、個人のお稽古事の成果を発表して下さっても良いし、作品のグループ展や個展も歓迎です。お寺までお気軽にご相談下さい。

 

 というわけで、子供たちの声が聞こえる朝はとても心地良いものでした。片付けをして帰るお母さんたちに、「子供会のイベントはいつでも歓迎なので、また声をかけてくださいね。」と話しかけると、少し悲しそうな顔で「実はこの子供会は今年で解散なんです、」との答えです。子供の数の減少が主な理由とか・・・せっかくご近所の子供会とご縁ができたのに・・・何とも残念なことです。

 少人数でも、何かイベントをなさりたいなら、ぜひ声をかけて下さいね・・・