慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

お寺で勉強?!もちろん大歓迎です。

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ブッダガヤで見たお釈迦様の生涯を描いた壁画

 

 今日は弘法大師のご縁日。慈雲寺では、年に三回だけお砂踏みの用意をしています。一日中いつでもお参りしていただけるようにしてあったのですが、ぽつぽつとお参りの方がいらして下さって、静かに巡礼をしていらっしゃいました。

 たくさんの方がお参りに来て下さるのも嬉しいですが、独りでゆっくりとお砂踏みをしてもらえるのも嬉しい。

 お砂踏みができるお寺はたくさんありますし、年に何回か特別に設定するお寺も多いようです。そうした特別イベントの時は、たいてい混雑しています(お寺もそれを期待しての行事でしょうが・・・)。後ろに人が続いていると、なかなかゆっくりお参りできません。慈雲寺の"閑散”としたお砂踏みなら、たっぷり心願にひたれます。

 なお、1月21日の初弘法の時も、またお砂踏みをしていただける用意をしますので、ぜひまたお参りにいらして下さい。

 

 さて、今日は次々と嬉しいことが続いた日でしたが、「受験勉強中の子供が、家でも図書館でも落ち着いて勉強できないから、お寺に行きたいと言っているのですが・・・」という何とも嬉しいお電話をいただきました。お子さんが自分で電話してきたのだったら、パーフェクトだったのですが・・・

 以前は、ときどきご近所の子供たちが本堂に並べた机で宿題をしていることがありました。どうやら、近くの塾に来ている子供たちが、塾の宿題を直前に慌ててやっているらしい・・・???でも、本堂から子供の声が聞こえるのは嬉しいことです。

 今はリモートワークなどで、家族が自宅に一緒にいる時間が増えているようです。もちろんこれは良いことなのですが、仕事を家に持ち込まれると、子供の勉強のスペースが侵害されることもあるのかしら???

 独りで静かに読書や勉強をしたいという方(子供でも大人でも)は、慈雲寺は大歓迎。テーブルはたくさんありますから、ぜひ利用して下さい。

 お茶やお菓子も用意しておきます。

 ただし・・・本堂は寒いですよぉ!防寒対策をしっかりして来てくださいね。カイロも必携です。膝掛け用の毛布は用意してあります。