慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

おみくじが大人気!

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慈雲寺には明治時代のデザインのレトロなおみくじもありますよ。

 

 浄土系の寺院では、あまりおみくじとかお守りとかの頒布には熱心ではありません。もちろん専用の販売所まで建てて気合いを入れているお寺もあるし、浄土真宗系の寺院のように「教えに反する」と厳しく排除しているお寺もあります。

 

 慈雲寺でも、基本はおみくじもお守りも無しですが、弘法大師さまの前には、明治時代からのレトロなデザインのおみくじが置いてあります。まあ、めったに引いて下さる方もいませんが・・・・

 

 三年前から、お正月に限って別のおみくじも頒布しています。もともとこれは売る為のものではなく、修正会や1月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」に来て下さる方々にお年玉として用意しているものです。中には、それぞれの年の干支を象った、ちょっと可愛らしい根付けが入っていて、おみくじは、まあおまけのようなものです。

 これを弘法様に御供えして、ご祈祷し、皆様に差し上げているわけです。

 しかし、仕入れ(笑)の単位が100個なので、配布するにはだいぶ過剰。そこで、お正月の三が日から小正月ぐらいまでは、本堂の入り口にも置いて、「1つ、200円。お賽銭箱に入れてください」と張り紙付きで出しています。

 ま、いつもそれほどたくさん売れるわけではありませんが・・・・と思って、今朝本堂を開けたら、なんとおみくじを置いた箱が空に!えええ?正月から泥棒?おみくじ持って行ったの?????と思っていたら、お賽銭箱にちゃんとお金が入っていました。

 今年の根付けは特に可愛らしいデザインだったからかなぁ?

 弘法様の御利益が皆さんにも行き渡ることを願っています。

 

 あ、まだおみくじは残っていますから、ご心配なく・・・

 

 ちなみに、中日新聞によると今日の私の運勢は「座禅は何も役立たぬ。されど偏らぬ心に気づく」です。はぁ~~~??となって、なんだか笑ってしまいました。このどうにでも解釈できそうなところが味わいというやつでしょう。明日も楽しみ!