慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

7月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、7月17日(日)10時より行います。テーマは、お盆の起源と言われている、目連尊者と地獄へ落ちてしまった彼の母親のお話です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加下さい。

「中道」のむずかしさ

東京の板橋区を流れる石神井川沿いの桜並木です。まさに満開!でも、誰もお酒を飲んだりして騒いでいないので、花の美しさを堪能して楽しそうな人ばかりでした。

 

 仏教は基本的には「行」を重視する宗教です。心身を使って、行動で真理に近づく道を歩んでいこうとするのです。

 もちろん、末法の時代に生きる凡夫には、お釈迦様がお示しになった修行をするのは、ほとんど不可能でしょう。そんな私たちを憐れんで、仏の慈悲の現れとして選んで下さったのが「南無阿弥陀仏」の称名念仏なのです。

 

 もう一つ、仏教の基本は「中道」です。極端な苦行も、放逸も避け、中道を選びとっていくことも大切です。お念仏も、極端に数多くの念仏を繰り返すことを理想とするのでもなく、「一回称えれば良い」というのでもなく、私たち全ての衆生をもれなく救うという阿弥陀仏の願いをしっかり胸に受け止めて、その上で喜びの念仏が口からこぼれおちてくる・・・という境地をいただきたいものです。

 

 ウクライナとロシアの紛争も、もちろん他国に侵入したロシアの非は明らかで、世界中から非難されるのは当然だと思います。

 しかし、今の「ウクライナ気の毒。ウクライナ正義」という一辺倒では、問題は解決しないでしょう。

 日本は武力による問題解決を永久に放棄しようと誓った国です。現在のような事態の場合にこそ、一方的な主張ばかりでなく、何がロシアに危機感を抱かせたのかについてもきちんと把握すべきでしょう。

 そのうえで、中立の立場でできることを模索すべきではないのでしょうか?

 

 ウクライナNATOにすり寄って行った状況、それをロシアがどう危機感をいだいたかがもっと知りたいです。

 また、宗教者として特に関心があるのは、ウクライナロシア正教が、モスクワを頂点とする枠組みからはずれ、イスタンブール東方正教会に移ったことが、どのような影響を与えているのか、もっと知りたいです。

 数日前の朝日新聞には、少しそれに触れた解説記事が出ていたのですが、なんだか的外れのようでピンときませんでした。

 

 ロシア正教会の動きは、日本人が想像するよりはるかに影響力を持っているはず。

 どなたか、これに関連した記事を目にした方はぜひ教えてくださいませ。