先日、ご近所の小学校の2年生、二十数名が慈雲寺に来てくれました。これは二年生のカリキュラムの一環で、ご近所の歯医者さんからマクドナルドのお店など、さまざまな職場に見学に行くというものです。慈雲寺が協力させてもらうようになって、もう4年目です。いちおう生徒たちの希望も聞くらしく、例年より多めの生徒が慈雲寺を選んでくれたのは、なんだか嬉しい。
そして、今年の生徒たちは少し雰囲気が違いました。以前の年だと、生徒の何人かはとても幼い印象だったのですが、今年の子供たちは何だか皆なシャッキリしていて、質問もするどい。
毎年恒例の「お寺と神社はどう違うのですか?」という質問に対する私の答えにも、さらに質問してくるなど、私もすっかり楽しくなりました。
こちらも毎年、体験してもらうことに工夫をしています。お経を聞いてもらったり、木魚をたたいてもらったり・・・・今年はお焼香を体験してもらいました。
お香には心を清める意味があることを説明し、「体が汚れたらお風呂に入るけど、友達と喧嘩したり、意地悪してしまったり、嘘をついたりして心が汚れた時は、お香をたいて清めましょう」と言うと、なんだか考え込んでしまう子供までいました。
「手を合わせて仏様に挨拶しましょうね・・・」というと、大きな声で「ハイ!」という子もいたりして楽しい。
こんな風に子供のうちから宗教に親しんでいたら、心が折れそうになっているときでも、カルトにはまったり、自殺まで追いつめられることも少なくなるのではと思いました。
慈雲寺には、いつでもお菓子とお茶があって、誰でも遊びに来ていい場所なのだとお話すると、それ以来、毎日のように子供たちがやってくるようになりました。メダカに餌をやったり、慈雲寺で待ち合わせて、一緒に塾に行ったりしているようです。
お寺に子供の声が聞こえるのはいいですね。そろそろ「英会話早起き会」を再開しようかな・・・と思うようになりました。