
慈雲寺には、今、隨貫と隨蓮の二人の弟子がいます。2年前に得度して沙弥(修行僧)として励んでいたのですが、そのうちの一人、隨貫が今年加行を受けることになりました。
「加行」とは、法(真理・教え)と戒を授かるため、心身を整える行のことです。17日間にわたって、一日3回水行をし、読経や儀式、教学などの知識と体験を磨きあげる行です。本来は、事前に練習をして、「仕上げ」をするものなのですが、師僧である私がしっかりトレーニングをしてあげられなかったので、隨貫は大分苦労したようです。
しかし、西山浄土宗の加行は、わずかに17日。他の宗派では100日以上続くこともめずらしくありません。浄土教の教えでは、「苦行」は目的ではないのですが・・・・
上の写真は、隨貫が加行の全ての行程を終え、2週間ぶりにお風呂に入って身を清め、今までの黒衣に鼠五条という修行僧の衣から、もっとも正式な七条袈裟を着けて満行を迎えた時のものです。
隨貫は、とても誠実な人間ですが、その誠実さゆえに人との交わりに「適当」ということができず、17日間の団体生活というのは、かなり難しいものだったようです。
しかし、御法主猊下を始め、多くの人々が加行人が無事に満行できるように心を配り、実際に支えてくださいました。落ち着いてきたら、隨貫がそのことに気がついてくれることを願っています。
隨貫を支えて下さった皆様、本当にありがとうございました。