慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

7月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は7月26日10時よりおこないます。テーマは「『往生要集』からの飛翔:法然」です。源信が『往生要集』で念仏を勧めてから100年後、法然は大きく念仏の意味を変えたと言われています。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

ご自宅に咲いた花のお供えが嬉しい

 なんの手入れも、お世話もしていないのに、今年も裏庭や表に置いた植木鉢の植物が花を咲かせてくれました。

 バラやアイリス、アマリリスなどなど・・・夜のうちに雨が降ったようで、今朝はとりわけ美しく咲いてくれています。

 先日、外出から戻ったら、玄関わきのスイレンの鉢に花束が置かれていました。水のある所と思って置いて行って下さったのでしょう。愛らしい小菊の花束でした。先週は、同じような花束のお供えがありました。こちらはどうやらご自宅の庭に咲いた花のようでした。丹精されたものであることが、すぐにわかる美しい花でした。

 どちらも、お供えとして持って来て下さったのに、残念ながら私が外出中でお礼をお伝えすることができませんでした。

 本当にありがとうございます。

 これから暑くなると、花を替える頻度も上がってきます。お花のお供えはとてもとてもありがたいものです。

 仏さまに御供えする花は一年を通して菊類が中心。あまり派手な色は避けるべきだという暗黙のルールがあるようです。しかし、私は「仏花」というものに拘る必要はないと思っています。

 お墓や仏壇のお花は、まず故人の好きだった花がおすすめです。故人の人となりを思い出すというのが大切なご供養だからです。

 バラがお好きな方だったら、バラのお供えも良いではないかと私は思います。

 また、花屋さんで丹精された花を買うのも良いことですが、自分の庭や鉢植えの花も良いと思います。

 ご自宅に咲いた花を「本堂で使っていただくのは失礼でしょうか?」と聞いてくださった方がありますが、私は大歓迎!阿弥陀様もお大師さまも、きっと喜んで下さるだろうと思います。

 

 花替えの頻度と言えば、夏になるとお墓や仏壇に造花を飾る方がいます。仏教寺院では、木や紙で花を作って供える慣習がありますから「造花」を全面否定するわけではありませんが・・・・

 造花で仏様やご先祖はお喜びになるでしょうか?

 確かに花はすぐ枯れてしまいますが、この命の哀れさや諸行無常の流れを学ぶのも、生きた花のお供えならではです。

 また、そうしばしばお参りできないので、枯れた花が墓前に取り残されているのは嫌・・・という気持ちもわかります。その場合は、お参りが終わったらお花を持ちかえるというのも一つのやり方です。