慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

学校つらい子お寺にもおいで!

◎今日のお釈迦さまのお言葉

嘘をつかず

すがたかたちにこだわらず

慢心をなくし

粗暴にふるまうな

 

今枝由郎訳 『スッタニパータ』より

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 今朝の中日新聞に「学校つらい子 図書館においで」という見出しの記事が出ていました。神奈川県の鎌倉市の図書館の公式ツイッターに、そこで働く司書の方がつぶやいた言葉だそうです。

 「もうすぐ二学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい。一日いても誰も何も言わないよ」

 夏休みが終わりに近づいて、また学校に行かなければならないと悩んでいる子供に向けたこのつぶやきが、6万回以上の”共感”を得たというのです。

 さみしいときやつらいとき、生きるのが難しいと感じたとき、本はいつでもそばにいてくれます。世界に旅することも、歴史をさかのぼることも、親しい友達になって励ましてくれたりもします。学校に行きたくなかったら、図書館へ行くのはとても良い代案だと思います。

 でも、もし近くに図書館がないなら、お寺に来るのはどうですか?本もたくさんありますよ。ライトノベルやまんがはないけど・・・・

 子供だけでなく、誰でも「自分は役立たずだ」と悩んだり、「生きている意味があるんだろうか?」と思える日は慈雲寺に来てください。役立たずどころか、手助けして欲しいことは山ほどあります!私に話しかけてくださっても良いし、本堂で一日本を読んだり、写経をしたりしていても大丈夫。体が思うように動かないなら、世界の平和を祈ってください。

 全く条件をつけることなく私たちを受け入れて、救ってくれている阿弥陀様と一緒にのんびり過ごしてください。

 境内の掃き掃除をしてくだされば、もっとありがたいですが・・・・

●今日の写真はカナダのビクトリアにあるブッチャートガーデンの夏景色です。