慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

5月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」5月26日10時より行います。テーマは「御祈祷、お守り、お札とは何か」です。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

2024年の御正当日は、4月29日(旧暦3月21日)です。

慈雲寺にお祀りしている弘法大師像は、若々しいお姿で玉眼の瞳が美しい!

 

 弘法大師空海は、835年(承和2年)の3月21日(太陰暦:旧暦)に深い禅定に入られました。今も高野山奥の院で瞑想を続けておられると信じられています。この日を御正当日として、毎年特別な法要が行われます。

 慈雲寺は真言宗のお寺ではありませんが、御大師信仰の伝統が強く残る知多半島の文化圏内に位置しているので、本堂の左手奥に御大師さまをお祀りしています。

 慈雲寺では、毎年旧暦の3月21日に御正当の法要をおこないます。現行のカレンダーでは、4月29日が旧暦の3月21日に当たります。十時より大師の御像を降ろし、短い法要の後、参列の皆様とご一緒に御身拭いを行います。

 また、四国八十八カ所の巡礼地から集めたお砂を踏み、巡礼を行ったのと同じ功徳が得られるという「お砂踏み」も体験していただけます。

 御身拭いは、特に体に不調のある方にお勧めです。もし、ご本人がお参りできない場合は、その方が普段使っているハンカチやタオルなどをご持参下さい。

 御身拭いとお砂踏みは一日中いつでもお参りしていただけます。ご自由に本堂にあがって、御大師さまとのご縁を深めてください。