慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

旅行ライターから宗教ライターへ変身かぁ?

私は30代から今まで、旅行関係の記事を書いてご飯をいただいてきました。自分のアイデンティティーは「旅行ライター」と思っているのですが・・・僧侶は「仕事」ではないし。 しかし、カナダから日本に戻ったら「北米関係専門の旅行ライター」のポジション…

10人の方々とご一緒にお釈迦様を偲びました

上の絵は伊藤若冲が野菜や果物を使って描いた涅槃図の一部です。お釈迦様は大根ですね。 十分な告知をしなかったので、数人のお参りがあれば良いかな・・・と、思っていたのですが、10人の方がいらっしゃって下さり、ご一緒にお釈迦様の大涅槃を偲ぶことが…

3月24日(旧暦の2月15日)10時より涅槃会の法要をいたします

太陰暦の2月14日は、お釈迦様が現世の肉体を離れ、完全な涅槃に入られた日とされています。 上の涅槃図は、亡くなられた直後、多くの人々、弟子たち、神々、動物までもが悲しんでいる様子を描いたものです。中央に横たわっておられるのがお釈迦さまです。…

行方不明の本に教えられる

これは去年の桜。今年の桜はもうすぐ咲きそうな雰囲気です。 先日、出張があってあるビジネスホテルに宿泊しました。 眠りに入る直前、少し文庫本を読んで枕元に置いたところまでは覚えています。しかし、朝起きてみるとその本が見当たりません。ベッドの下…

17日(日)はお彼岸の入り。法要と法然上人のお話をいたします。

17日から7日間、春のお彼岸です。彼岸とは、阿弥陀仏の世界、お浄土のことです。私たちが生きるこちら岸(此岸)と、仏の国のあちら岸(彼岸)の間には、荒れ狂う貪欲の波が渦巻く河、怒りの炎が燃え盛る河が横たわっているそうです。その二つの河の間には…

原稿書きがとても楽しい!

慈雲寺の紅梅です。これが咲くと、慈雲寺の「梅花の季節」も最終章です。 どの業界にも「業界紙」というものが存在します。宗教関連、仏教関連の話題を集めた月刊誌や新聞もあるのです。一般の方に講読されることは少ないでしょうが、寺院では定期購読してい…

一に掃除、二に掃除、三四が無くて五に掃除

このところ色々と準備しなければならないことが重なって、家の中がいつもにも増して乱雑になってしまいました。 僧侶の資質ということを考えるとき、あれこれと思いはあるのですが、大切なことの一つが「掃除が苦にならない」とか「整理整頓が好き」ではない…

3月の慈雲寺の行事予定

鈴鹿の森公園のしだれ梅の梅林です。遠くの山とのコントラストが素敵でした。 さて、3月はお彼岸もあり、各地のお寺で様々な行事があります。慈雲寺でも、ささやかながら法話や法要の会を行います。 3月17日10時より お彼岸法要と「尼僧と学ぶやさしい…

枝垂れ梅を満喫

先日、鈴鹿の森庭園に梅のお花見に連れて行っていただきました。 私は桜より梅の方が好き。ほのかな香りも嬉しい。 慈雲寺にも梅の木が四種類あります。「桜切るバカ、梅切らぬバカ」という言葉があるようで、梅はきちんと剪定して手入れするのが大切らしい…