2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧
私は30代から今まで、旅行関係の記事を書いてご飯をいただいてきました。自分のアイデンティティーは「旅行ライター」と思っているのですが・・・僧侶は「仕事」ではないし。 しかし、カナダから日本に戻ったら「北米関係専門の旅行ライター」のポジション…
上の絵は伊藤若冲が野菜や果物を使って描いた涅槃図の一部です。お釈迦様は大根ですね。 十分な告知をしなかったので、数人のお参りがあれば良いかな・・・と、思っていたのですが、10人の方がいらっしゃって下さり、ご一緒にお釈迦様の大涅槃を偲ぶことが…
太陰暦の2月14日は、お釈迦様が現世の肉体を離れ、完全な涅槃に入られた日とされています。 上の涅槃図は、亡くなられた直後、多くの人々、弟子たち、神々、動物までもが悲しんでいる様子を描いたものです。中央に横たわっておられるのがお釈迦さまです。…
これは去年の桜。今年の桜はもうすぐ咲きそうな雰囲気です。 先日、出張があってあるビジネスホテルに宿泊しました。 眠りに入る直前、少し文庫本を読んで枕元に置いたところまでは覚えています。しかし、朝起きてみるとその本が見当たりません。ベッドの下…
17日から7日間、春のお彼岸です。彼岸とは、阿弥陀仏の世界、お浄土のことです。私たちが生きるこちら岸(此岸)と、仏の国のあちら岸(彼岸)の間には、荒れ狂う貪欲の波が渦巻く河、怒りの炎が燃え盛る河が横たわっているそうです。その二つの河の間には…
慈雲寺の紅梅です。これが咲くと、慈雲寺の「梅花の季節」も最終章です。 どの業界にも「業界紙」というものが存在します。宗教関連、仏教関連の話題を集めた月刊誌や新聞もあるのです。一般の方に講読されることは少ないでしょうが、寺院では定期購読してい…
このところ色々と準備しなければならないことが重なって、家の中がいつもにも増して乱雑になってしまいました。 僧侶の資質ということを考えるとき、あれこれと思いはあるのですが、大切なことの一つが「掃除が苦にならない」とか「整理整頓が好き」ではない…
鈴鹿の森公園のしだれ梅の梅林です。遠くの山とのコントラストが素敵でした。 さて、3月はお彼岸もあり、各地のお寺で様々な行事があります。慈雲寺でも、ささやかながら法話や法要の会を行います。 3月17日10時より お彼岸法要と「尼僧と学ぶやさしい…
先日、鈴鹿の森庭園に梅のお花見に連れて行っていただきました。 私は桜より梅の方が好き。ほのかな香りも嬉しい。 慈雲寺にも梅の木が四種類あります。「桜切るバカ、梅切らぬバカ」という言葉があるようで、梅はきちんと剪定して手入れするのが大切らしい…