先日、鈴鹿の森庭園に梅のお花見に連れて行っていただきました。
私は桜より梅の方が好き。ほのかな香りも嬉しい。
慈雲寺にも梅の木が四種類あります。「桜切るバカ、梅切らぬバカ」という言葉があるようで、梅はきちんと剪定して手入れするのが大切らしい。でも、慈雲寺の梅はワイルドなまま、全く枝の手入れも肥料などの世話も無し。それなのに、毎年律義に咲いてくれるので、可愛いし、申し訳ない気持ちにも・・・・
鈴鹿の森庭園の枝垂れ梅は、日本の匠の技術を駆使して剪定したもの。枝の一本、一本に細かな配慮が感じられました。
でかけた日は、ちょうど満開直前。ふっくらと「明日咲きます!」という感じで膨らんだ蕾が美しい。満開よりも、このぐらいがなんともちょうど良い素敵さでした。でも、もう少したてば、梅の愛らしい花びらの花吹雪が見られるでしょう。
梅でも桜でも、お花見はまさに「諸行無常」を教えが目の前に広がっているように見えます。花の美しさは日に日に変わっていきます。蕾も愛らしいし、散る花びらも美しい。やがて若葉と残り花も名残の美しさです。