慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

問題山積み・・・でも梅は咲いてくれました

裏庭に植え替えた垂れ梅。何とか咲いてくれました。

 

 本堂の屋根裏にハクビシンが住み着いていることが発覚!本堂の補修の件で調査に入った建築会社の人を威嚇したようです。友人の僧侶に聞いたら、「お寺の本堂なら、駆除に数百万かかるよぉ~」と脅かされ、泣けてきたところです。

 また先日は、強い風の日に墓地と駐車場を隔てている塀がグラグラ・・・支えている支柱がほぼ役だっていない状況なのが発覚(発覚してばかり・・・いや、問題は前からだったのですが、見ようとしなかったのか??)。こちらは、ご縁のある大工さんにお願いして、直ちに新しい支えと作っていただきました。お値段は「お寺さんだでなぁ」と思い切りお値打ちにしていただきました。

 こんな感じで、次々と問題が発生し続けている慈雲寺ですが、何とか薄氷を踏む感じでやりくりしています。

 そんなとき、裏庭に植えた梅に花が咲きました。とても愛らしい花で、香りもいい!

 慈雲寺では、霊園の入り口を整理して、小規模な庭園墓地を作りました。「永代供養のついたお墓を」というご希望が多かったからです。この造成のために、入り口の植栽を取り除いたのですが、垂れ梅だけは捨ててしまうのが惜しくて「掘り出してくれるだけで良いから」と言って残してもらったのです。

 私一人では丁寧な植え替えができるわけもなく、裏庭にとりあえず穴を掘って、ズルズルと引きずってきた梅を放り込む・・・という感じの乱暴な植え替えでした。裏庭の土は砂利混じりの粘土質の土で、これもかなりの悪条件。生き残ってくれるのかどうか本当に心配でした。

 そして開花。とりあえず、根がついたということでしょう。花が咲き終わったあと、どのような手入れをすれば良いのかこれから調べてみなくてはなりませんが、とてもほっとしています。

 問題山積みの慈雲寺にも春が来たということですね。ありがたいことです。