慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

法然上人の月影の歌を思いながら・・・・

月影のいたらぬ里は なけれども ながむる人の こころにぞすむ (法然房源空上人) 昨夜、慈雲寺の縁側から、「満月写経の会」においで下さった方々と一緒に、美しい中秋の名月を眺めることができました。月の光が境内をすっぽりと包んでいるようでした。 冒…

今月の満月写経の会は9月29日です

先ほど、お通夜の法要を終えて、自転車で旧東海道を走っていたら、お月さまがとても美しく輝いて見えました。もうすぐ満月です。 慈雲寺では、毎月満月の夜にお月見を兼ねた写経の会を行っています。 今月の満月は9月29日です。 夜7時半から『般若心経』…

今日で彼岸明け

今日(9月26日)で秋の彼岸明けです。皆さんはこの一週間、どのようにお過ごしになられましたか? 朝晩は少し過ごしやすくなりましたが、日中はまだ「真夏日」が続きました。慈雲寺の墓地には、新しいお花がお供えされているお墓が多く、お参りにいらした…

彼岸への「近道」は怒らないこと

お彼岸も明日でお中日です。秋分の日を中心に前後3日づつのお彼岸。一日、一日、彼岸(お浄土)に迎え取っていただくための修行を心がける一週間です。 彼岸へのたどり着く「近道」はあるのでしょうか?阿弥陀様は、一切の条件を付けずに全ての衆生を救うを…

どなたでも参列できる彼岸法要は9月20日10時より行います

今年の彼岸の入りは9月20日です。菩提寺とのご縁が薄くなってしまった方、お墓が遠くてなかなかお参りに行かれない方などなど、さまざまなご事情があるとは思いますが、お彼岸はご先祖を慕い、今の私たちの穏やかな暮らしを育むとても良い機会です。 慈雲…

9月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は9月17日(日)10時より行います。

お彼岸も近づいてきましたので、今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、此岸(この世)から、河を渡って彼岸(お浄土)へ渡る、念仏行者の姿を描いた『二河白道図』の絵解き説教にチャレンジしてみようと思います。 9月17日(日)10時より行います。…

メダカの命

お釈迦さまがお悟りを開かれた菩提樹の下に祀られた釈迦像 今朝、メダカに餌をやろうとしたら、小さな水鉢に住まわせていた四匹が全滅していることに気がつきました。昨日は、少なくとも二匹が水面に上がってきていたのに・・・寿命とも考えられるし、私の世…

お布施の渡しかた(その2)事前に渡すのが正式?

「お布施を法事や葬式の終わった直後に渡すから、供える方も受け取る方も、何だか料金のような気がしてくるんだ」 こう言ったのは、知人の和尚さんです。正直、この言葉を聞くまで、私も直後に受け取るのが当たり前だと思っていました。 「忘れるといけない…

9月8日(旧暦の7月24日)はお地蔵さまの御縁日「地蔵盆」です。秘仏地蔵菩薩像の御開帳もいたします。

毎月、24日はお地蔵さまの御縁日です。特に旧暦(太陰暦)の7月24日は地蔵盆として、この特別な菩薩さまとご縁を深める日です。 今年は9月8日がそれにあたります。8日の10時から短い法要をして、お地蔵さまについてのお話を少しします。どなたでも…

お布施の渡し方 (その1)お布施は「料金」ではありません

先日、友人数人と会っていた時、禅宗の僧侶のYさんがお布施のことを話始めました。 「お布施を料金だと思っている人が多くて困っている。でも、これはお布施の意味や意義をきちんと檀家さんたちに説明してこなかった私たちの責任だよね。」と苦笑い。 お布施…

9月の慈雲寺の行事予定

9月になりました。日中は相変わらず暑いですが、早朝は心地よい涼しさの日が多くなってきましたね。 さて、9月の行事予定です。慈雲寺の行事は、特別な場合を除いて、全て無料です。仏様やご先祖へのご供養、お寺の維持などのため、お気持ちをご喜捨いただ…