慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

6月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は6月21日10時より行います。テーマは「『往生要集』入門」です。日本人の地獄観や浄土観に深い影響を与えた恵心僧都の思想をご一緒に学びましょう。

2024-01-01から1年間の記事一覧

一年の煩悩をいったんリセットして新年を迎えましょう!

今日は、弟子の二人やお友達が来て下さって、本堂と境内のお掃除をしました。いよいよ年の瀬ですね。 今年もなんとか無事に過ごすことができましたが、思い返せば煩悩に振り回されたと情けなく思うこともたくさんあります。 12月31日11時45分から除…

弘法大師のお言葉が心にしみる朝:終弘法のご案内

真言宗と言えば、不思議な真言を称えながらのご祈祷で知られていますね 弘法大師さまがお開きになった真言宗と言えば、不思議な(意味不明な?)真言を称えながらのご祈祷がすぐに思い浮かびますが、御大師さまが残された普通(?)のお言葉というのもなかな…

今年最後の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のテーマは法然上人の「一枚起請文」です

今年は、「誰でもが平等に救われる道」を探し求めていた法然上人が、ついに口称念仏の教えに出会い、浄土宗を立教・開宗した時から850年目に当たります。 その節目の年の最後に、法然上人の御遺言とも言われる「一枚起請文」をご一緒に学んでみたいと思い…

12月21日は「終弘法」です。若々しいお姿のお大師さまとご縁を深めて下さい。

上の写真は、慈雲寺にお祀りしている弘法大師像です。 慈雲寺は現在は名古屋市の緑区に位置していますが、もともとこの周辺は弘法大師信仰の篤い知多半島の北東端です。慈雲寺は浄土宗西山派(西山浄土宗)の寺院ですが、知多半島の宗教文化の影響で、お大師…

今月15日の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のテーマは『一枚起請文』です。」

法然上人の御遺言とも言われる『一枚起請文』 慈雲寺では、毎月、身近なテーマから仏教のものの見方、考え方をご一緒に学ぶ会を行っています。「講座」というタイトルはついていますが、どなたにも解りやすいお話を心がけています。 2024年は、「南無阿弥陀…

12月の慈雲寺行事のご案内

名古屋市の鶴舞公園で見た冬の花壇です。木枯らしにもめげず、けなげに咲いていますね。 12月になりました。今年も本当に「光陰矢のごとし」でした。私はやるべきことをどっさり先延ばしにして、身動きとれないという感じ・・・・今年中に、どれだけやれるか…

連打で金運爆上がり??!!!

ようやく秋(というか、初冬?)らしい空になってきました。 私は、ぼんやりしたい時、よくYouTubeのショート動画を見ます。AIがおすすめしてくる動画を次々眺める(見るというほど注目しているわけではないので)のですが、このごとなぜか「金運爆上がり!…

今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のテーマは法事です。

こんな風にかしこまった雰囲気でなくても良いのでは? 上の写真は、ネットからお借りした「典型的な」(?)法事での食事の風景です。 なんだか、映っている人が少しも楽しそうでないのが気になります。まぁ、ネットにあげる写真を撮るということで緊張して…

子どもをお墓参りに連れて行かない?!

先日、最近50代と思われる男性が「相談があります」とお寺を訪ねて来られました。相談とは「お墓を整理したい」とのことでした。 お話を聞いているうちにわかって来たことは・・・ 「墓じまい」をしたら、現在お墓に入っているお骨はそのまま「廃棄」して…

11月の慈雲寺の行事

ご近所でも、こんなに見事な紅葉が見られるはず・・・・今年はどうかな? ようやく、ようやく長い長い夏が終わったようです。「日本は四季のある国ではなく、長い夏と冬の二季の国になるかも」とラジオで言っているのが聞こえました。根拠あるのかなぁ・・・…

大忙しの10月。梶取でお話させていただけました!

上の写真は、和歌山市梶取にある総持寺という寺院です。 私の属する浄土宗西山派(西山浄土宗)は、和歌山県に多くの末寺があります。人々の信仰心も篤いことで知られています。その中心となっているのが、この総持寺です。「かんどりさん」という愛称で親し…

大忙しの10月が後半に。ようやく秋が来たかな?

ブログの更新がずいぶん間遠になって、いろいろな方からご心配の声をいただきました。申し訳ございません。 実は今月は大忙しだったのです!「名古屋で一番ヒマなお寺に、怠け者の坊主がグダグダしている」というのが慈雲寺の実体だと、よく言っていたのです…

仏教における終末思想について Part 3

有松絞りで描いた江戸時代の東海道有松の様子です。 このところ、終末思想の講義の準備をしているのですが、今日は『法滅尽経』というお経を読んでいました。人類の破滅を説く教典はいろいろあるのですが、この870字ほどの短い教典は中でも特に「エグい」。…

10月の慈雲寺の行事のお知らせ

古代のガラスの器です。何を注ぐものだったのか興味がわきますね。 うっかりしていて、今月の慈雲寺の行事についてお知らせしていませんでした。遅ればせながら、今月も写経とお話しの会をいたします。 どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加くださ…

仏教における終末思想について Part2

和歌山県南部町の海辺です。和歌山の海は穏やかな日はとても美しい。 日本の仏教は平安末期から鎌倉時代にかけて大きな転換を迎えます。浄土宗を始め、いわゆる「鎌倉仏教」と呼ばれる宗派の教えが生まれた背景に深く関わっているのが「末法思想」です。 慈…

仏教における終末思想について Part 1

仏教の歴史観 オウム真理教の事件が世間の注目を集めていた時、「ハルマゲドン」という言葉がしばしばメディアに登場しました。 「ハルマゲドン」とは、「メギドの丘」という意味です。この丘は、古来イスラエルで、しばしば戦場となった場所。新約聖書の中…

23日まで「當麻曼荼羅」の御開帳をしています。

彼岸の入りから2日目。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉なんて、大噓だぁ!!!と叫びたくなるほどの猛暑日でした。 彼岸の期間中、慈雲寺では毎年、「當麻曼荼羅」の御開帳をしています。この曼陀羅は、『観無量寿経』に説かれた極楽の様子を善導大師の解…

お彼岸の法要を9月19日10時よりおこないます

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉をよく聞きますが、今年は彼岸が近づいても真夏の暑さがゆるむ感じがしませんね。それでも、早朝は少し楽になったきがします。 さて、今年のお彼岸の入りは19日です。25日の彼岸明けまでの7日間、ご先祖を思い、日々の暮ら…

今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、9月16日(月・祝日)10時より行います。

上の図は、善導大師の説いた「二河白道」の譬喩を描いたものです。 貪りの心を現す波が逆巻く河と、怒りの炎が燃え上がる河の間に、細く白い道が伸びていて、一人の男がその道を歩もうとしています。 右側の岸辺からは、お釈迦様がその男を励まし、左側の岸…

超絶怠け者でも僧侶になれるのか? Part 2

「仏となるに、いとやすきみちあり。もろもろの悪をつくらず、生死に著するこころなく、一切衆生のために、あわれみぶかくして、かみをうやまい、しもをあわれみ、よろずをいとうことなく、ねがうことなくして、心におもうことなく、うれふることなき、これ…

9月の慈雲寺の行事予定

9月になりました。伊勢湾台風並みにパワフルという報道もあった台風10号。毎日のニュースに、私の心も迷走状態でした。どうやら名古屋周辺は大きな被害を受けることはなかったようですが、九州地方を始め各地で甚大な被害を受けた方もいらっしゃるようです…

人間は苦海をただよう小舟

「人間という舟を得たうえは、それで苦しみの大河を渡れ。 愚かな者よ、惰眠をむさぼるときではない。この舟は再び獲がたい。」 上の言葉は、8世紀ごろに活躍したシャーンティデーヴァという僧侶がさとりへの道を説いたものです。 仏教では、全ての衆生は六…

超絶怠け者でも僧侶になれるのか?Part 1

なんとも情けない話ですが、私の人柄を一言で言うと「怠け者」です。「三日坊主」という言葉は私のためにあるものみたい・・・これに「小心者」というやっかいな性質も加わります。 お坊さんに向いている性質の第一は、「勤勉」です。 お釈迦様は『ダンマパ…

慈雲寺文庫が拡大しました!

慈雲寺には小さな図書館があります。山門のところに大小の本棚があり、さまざまな本が並んでいます。「慈雲寺文庫」という名前を付けました。 本も本棚も皆さんからご寄付いただいたものです。先日、大きな本棚が二つも届き、慈雲寺文庫が一挙に拡大しました…

外は久しぶりの雨。お寺の役割を改めて考える

外は雨。本当に久しぶりの雨です。涼しいせいか、朝からクルクル動き回る気力が出ています。 慈雲寺では、毎月一回、身近な話題から仏教のものの見方、考え方をお話する会を行っています。今月はお墓の歴史や未来のことを話題に取り上げました。 36℃という酷…

戦後79年の日に・・・兵士の子供たちの体験も記録しよう

上の写真は第二次大戦中にジャングルを行軍する兵士たちの姿です。 私の父は、終戦近く、将校不足をおぎなうために急造された予備士官学校出の少尉でした。小隊を指揮していた父は、若輩で十分な経験のないまま兵士を動かすことになったのです。父は自分の未…

ゆっくりお盆のお勤めができるのが嬉しい

お盆のピークに入りました。「名古屋で一番ヒマな寺」と評判の(?)慈雲寺も、さすがに今日は初盆を含めて、四つの法要がありました。 私としては目が回るほどの忙しさ・・・という感じなのですが、僧侶の友人は早朝6時から日没まで、棚経に走り回ると言っ…

長崎原爆の日に

上の写真は長崎に投下された原子爆弾の爆発の様子です。 昨日は特別何かしたわけでもないのに、朝起きた時から体のエネルギー不足という感じ。「夏バテ」という言葉がぴったりという症状でした。慌てて、しっかり水分と塩分を取り、安静にすることにしました…

広島平和記念日に Part 1

上の写真は、第二次大戦中の1943年、ニューメキシコ州の乾燥地帯に建てられた広大なロスアラモス国立研究所の写真です。この研究所は、マンハッタン計画と名付けられた原子爆弾の開発のための研究施設でした。ここには、アメリカ全土から優秀な物理学者やエ…

8月の慈雲寺の行事

熱海の高台から眺めた海です。遠くに見えるのは初島でしょうか? 毎日、猛暑の日々ですね。名古屋は気温が高すぎるせいか湿度が低い。アリゾナの砂漠地帯みたいな風が吹いてます。私はジットリした湿度が苦手なので、暑いならアリゾナ風味の暑さの方が希望で…