慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

旅行ライターから宗教ライターへ変身かぁ?



 私は30代から今まで、旅行関係の記事を書いてご飯をいただいてきました。自分のアイデンティティーは「旅行ライター」と思っているのですが・・・僧侶は「仕事」ではないし。

 しかし、カナダから日本に戻ったら「北米関係専門の旅行ライター」のポジションは消滅しかかり、さらにコロナ禍で旅行関係のお仕事はさらにきびしくなりました。その上、旅行系のユーチューバーが大活躍。私はうなるしかありませんでした。

 慈雲寺の弟子の一人はウエブデザインの仕事の経験者、従弟にもプロがいます。二人はYouTubeへの転進を勧めてくれていますが、動画編集など考えただけでも頭がいたい。

 というわけで、うううう~と言うしかない状況が続いていました。慈雲寺からは住職(これは「仕事」です)としての給料はいただいていますが、これは慈雲寺の改修などのいざと言う時に住職として拠出すべきお金として貯金しています。私の生活費は、なんとかライターとしての稼ぎから出したいと思っているのですが・・・・

 

 と、悩ましい日々が続いているのですが、昨夜、仏教タイムスという週刊新聞に連載させていただいている原稿を書いている時、ハッとしました。私、連載記事を書かせていただいているじゃありませか!

 これって、「宗教系ライター」としてのお仕事ですよね。う~ん、いつの間にか私は宗教ライターに変身してたのか????そう言えば、日本に戻ってから旅行読売で3年間連載させていただいていた記事も「関西の社寺の御利益めぐり」だったし。

 いつのまにこんなことに・・・・ま、宗教関連の業界紙の数は少ないし、これだけで生活を成り立たせるのは難しいでしょうが、コツコツ働けば貯金を切り崩さなくても生活費はなんとかなるかも?それ以上に「ライター」としてのアイデンティティーの危機を乗り越えられるかも?

 あ、まずはこのブログをもっと充実させないとね。