三月になりました。遅咲きの紅梅も三分咲きになって、毎朝山門に新聞を取りに行くときに眺めています。白梅も満開が近づいています。 花の季節になるのは嬉しいのですが、春が来ればもうすぐに夏です。う~ん・・・季節の移り変わりに文句を言っても仕方があ…
「祭祀継承権」は、家のお墓や仏壇、祭壇を継承する権利のことです。遺産相続の時に財産を継承するのと同時に、誰かが継承する権利です。財産は関係者で分割することができますが、「祭祀継承権」は一人だけが独占的に継承する権利です。 旧民法からの「常識…
最近、徳川最後の将軍、徳川慶喜家の五代目当主が、墓仕舞いを決意したというニュースが話題になりました。慶喜家五代目当主を継いだのが女性だったので、さらに話題になったようです。 もし、ある方が亡くなった場合、その方の遺産は親族で分配することがで…
仏教は「修行をして人間が悟りを開く」ことを目標としている宗教です。 修行の形態は宗派によってさまざまですが、基本となるのは「戒・定・慧」の三学です。 「戒」は戒律を守ること。「定」は心を集中させること。そして、その集中した心で仏の教えの智慧…
選挙から一夜明けました。予想されていたとはいえ、自民党が3分2を占める大勝というのは、いろいろと考えさせられました。この勢いのまま、「改憲」に向けて動いていくのでしょう。日本が「戦争のできる国」に向かっているのだと、その足音が聞こえてくる…
今朝は少しだけ寒さが緩みましたね。ご近所に月参りに出かけたら、あるお宅の白梅が五分咲き。これからは「梅見の散歩」が楽しくなりそうです。 立春が過ぎたので、春は近いはずですが、やはりまだまだ冬。先日、街を歩いていて気が付いたのですが、硬い表情…
選挙運動が始まりました。新聞に掲載された各党の主張を見ると、「改憲」が大きなポイントになっているように感じました。 この「改憲」の目的の大きな部分を占めているのが憲法9条と自衛隊の問題でしょう。「戦争ができる国になるための改憲」ではないかと…
「仏教とは?」と聞かれたらどう答えますか?これは説教師として、とても大きな問題です。私たち僧侶は仏教に親しみ過ぎて(?)、仏教について全く知識のない方・・・というのを想定するのが難しいのかもしれません。 先日、本山で用事があり京都へ行ったの…
今日は朝から厳しい寒さ。慈雲寺はどこも隙間風ぴゅーぴゅーなので暖房は無意味。ダルマさんのようにたっぷり着込んで、ホカロンのお世話になっています。 朝食を食べながらYouTubeを見ていたら↓のURLがお勧めで出てきました。 中国人が好きな日本のことわざ…
今日は母から「銀行へ行く」という電話がかかってきました。 話をしていて、母は「古い通帳がいっぱいなので、新しく通帳を作ってもらう」というのです。しかし、それらの通帳はすでに繰り越して新しいものが作られています。「繰り越し」の印を見ても意味が…
お釈迦様は29歳の時に王子としての豊かな生活を捨て、出家しました。それからの6年間、すさまじい苦行を続けていたのですが、求めていた心の平安を得ることはできませんでした。 そしてある時、苦行をしていた森を去り、美しい河で水浴びをして身体を清め…
ここ数年、母が住んでいるのは「見守り付き賃貸マンション」。部屋の中には、いわゆるワンルームマンションにある設備は全て揃っているので、母は自分らしい暮らし方をしながら、病気などの時にすぐに助けを呼べるとか、栄養を考えた食事も希望すれば提供さ…
お釈迦様は6年間のすさまじい苦行の末、その苦行から離れ静かに瞑想に入ることによって悟りを開かれました。その日は旧暦の12月8日だと言われています。 現行のカレンダーでは今月の26日がその日に当たり、「成道会」という法要を営みます。 成道会に先…
朝、通学の小学生たちの声が聞こえてきます。お正月気分も終わりだなぁ・・・と毎年感じていたのですが、今年は少々気持ちに変化がありました。 私の母は96歳。今、東京でいわゆる「見守り付き賃貸ンション」という所に住んでいます。ここは典型的なワンル…
新しい歳が始まりました。 今年はいよいよ本堂の改修工事が始まります。皆さまの御理解とご協力をお願い申し上げます。 本堂の工事中は御本尊さまには庫裏に御移りいただいています。年忌法要や月参りなどの法事は庫裏で行います。 また、年間の行事や「尼僧…
明けましておめでとうございます。 昨年同様、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 今、8名の方々と除夜と修正会の法要を静かに終えたところです。 本堂改修の準備のために御本尊は庫裏に御移りいただいたので、今年は狭い庫裏での法要でした。しかし…
いよいよ大晦日です。お正月の飾りつけは31日だと「一夜飾り」になるというので、今日中に済ませなければと思いつつ・・・・今年も明日に持ち越しになりそうです。 大晦日から新年の初詣へ・・・大きなお寺、有名な神社などは長蛇の列になることでしょう。今…
時々、霊園や墓地でお参りをさせていただくことがあります。その時、いつも気になるのが墓碑に刻まれている文字です。「〇〇家」とか「〇〇家先祖代々」などという文字が普通だと思いますが、最近はそれ以外のものも増えています。「南無阿弥陀仏」といった…
今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は12月21日10時より行います。 今、慈雲寺は改修工事の準備にはいりましたので、講座は本堂の向かって右手にある庫裏の建物内でおこないます。 今月のテーマは、ちょうど21日は弘法大師の御縁日、終い弘法の日で…
今日はご近所のお寺のお葬式に役僧として参列させていただきました。 式場は愛昇殿という所だったのですが、ロビーで興味深いパンフレットを見ました。 「喪中おせち」の案内でした。上の写真は、愛昇殿で扱っているものです。 私は「喪中おせち」というもの…
名筆として知られた弘法大師は、手足と口を使って一度に別々の文字を書いたという伝説があります。御大師さまならできたかも?と思ってしまいますね。 慈雲寺境内の山茶花が咲き始めました。彩りの少ない冬に美しい花を咲かせてくれる山茶花は本当にありがた…
旧暦の12月8日は成道会です。 この日は、お釈迦様がお悟りを開かれた日と言われています。6年間にわたって壮絶な苦行を続けていたお釈迦さまは、苦行では真理を悟ることはできないと気づき山をおります。 川で身体を清め、村の娘スジャータの捧げる乳粥…
慈雲寺本堂がすっからかんになりました! 慈雲寺は建てられてから130年。尼寺としては破格と言って良いほど贅沢に建てられています。しかし、さすがに経年劣化には逆らえず、とうとう屋根の修復を余儀なくされています。 修復工事の開始は来年1月以降に…
上の写真は興聖寺に伝わる、曹洞宗の開祖道元禅師です。 私が慈雲寺に赴任した時、嬉しいと思えたことがたくさんありました。その一つが「講」の存在です。「講」とは、さまざまな信仰を通じて交流する仲間付き合いのことです。慈雲寺の周辺には、念仏講、秋…
「ところてん 啜り終わりて 罷り去る」 この句は、大正時代に大衆小説家として人気があった佐藤紅緑が、自分の「辞世の句」にすると言ってた句だそうです。 ところてんをスルスルと啜り終わって、ころりと死ぬ・・・まさに、ピンピンころりの理想形でしょう…
このごろ、良くテレビやラジオから聞こえてくる広告のキャッチコピーに「人生に関わったたくさんの人の心の中に あなたはいます。(中略)やがて誰かの記憶に生きる」というのがあります。 愛昇殿という葬儀社の宣伝です。なかなかうまいキャッチコピーだと…
慈雲寺は、今から130年前にたてられました。当時、中部地方で屈指の寺社大工だった小野田又造の代表作の一つ。尼寺としては破格の贅沢な仕様で作られています。 しかし、130年を経て、大規模な修理が必要になりました。とはいえ、伝統的な意味での檀家…
慈雲寺では毎月、満月の夜にお月見を兼ねた写経の会をしています。今月の満月は5日でした。今月は月と地球の間の距離が一番短くなるスーパームーンになるはずでした。 慈雲寺の縁側からは月が昇って来るのを眺めることができるので、巨大なスーパームーンを…
急激に気温が下がって、秋はどこへ行ったのか?というような日が続いています。しかし、私はそれほど寒さは気になりません。暑さに比べればいくらでも対策があるからです。 三連休は衣替えをして過ごしました。 さて、11月の行事のご案内です。 11月5日…
今日は青空が美しい秋晴れ。でも、風が冷たくて秋が深まっているのが感じられます。 さて、先日、インドネシアからかかって来た電話のお話を続けましょう。 インドネシアは9割近くがイスラム教徒ですが、キリスト教徒やヒンズー教徒、仏教徒も少数ですが存在…