慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

10月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、10月16日(日)10時よりおこないます。テーマは「自業自得・・・『業』って何でしょう?」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

鳴海中日文化センターの秋期講座のテーマは「宗教って何だろう?」です。

東大寺の大仏殿を守る天部の足元に美しい光が当たっていました。 いつも、なかなか手厳しいコメントを残してくださる「ももはな」さんが、「統一教会の問題を宗教界がどう受け止めているのか」に興味があると書いた私のブログの記事に対し、「どう受け止めて…

幽霊の定番「三角布」は大日如来の宝冠?!

のんびり朝の光を浴びて歩道で寛ぐ奈良公園の鹿 今日は「中外日報」という新聞を読んで、のんびりした午後をすごしました。 この新聞は仏教界を中心に、宗教関連のニュースを扱う専門紙で、1897年に創刊された伝統ある新聞です。 私は今まで定期購読はし…

旅に行かれないから「極楽」見物Part 3・・・・早朝に大仏様を独り占め!

奈良博物館で「當麻曼荼羅」を満喫して、極楽旅も終了・・・そのまま名古屋へ戻ることもできたのですが、極楽旅でとびきりおおらかな心持になっていた私は、宇宙旅行にも行きたくなって、奈良に一泊することにしました。 お目当ては東大寺です。コロナ禍でだ…

旅に行かれないから「極楽」見物 Part 2

奈良の當麻寺の本尊である、国宝の『當麻曼荼羅』 先月、奈良の国立博物館で行われていた「中将姫と當麻曼荼羅」展を見に行ったお話をこのブログに書き始めました。 旅に行かれないから「極楽」見物 Part 1 - 慈雲寺新米庵主のおろおろ日記 (hatenablog.com)…

恩人の一周忌に花を届けに・・・・

神々に捧げるためにインダス河に流される供養の花 台風15号が近づいて来て、今日は時折雨模様の一日でした。明日は私が僧侶として最も大きな御恩を受けた方の一人、K上人の一周忌です。一周忌の法要はすでに、法類や組寺の方々で行われていましたが、私はど…

今日(20日)からお彼岸

今日、9月20日は「秋彼岸の入り」です。秋分の日(23日)を中心に、前後3日ずつ、1週間をお彼岸としています。 名古屋は台風の影響がまだ残っていて、時折強い風が吹いていますが、慈雲寺の裏手の墓地からはお墓参りの方々の声が聞こえてきます。 お…

彼岸法要と「當麻曼荼羅」御開帳のご案内

慈雲寺には當麻曼荼羅を8分の1に縮小したものがあります。毎年、お彼岸の期間中、皆様に彼岸(極楽浄土)の様子を想像していただこうと御開帳を行っています。 今年も彼岸入りにあたる9月20日から26日まで御開帳を行います。拡大鏡も用意しますので、ぜひお…

9月18日の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は「二河白道図」の絵解き説教にチャレンジします!

「二河白図」には様々なバージョンがあります 尼僧と学ぶやさしい仏教講座 9月18日10時より テーマ:「二河白道図」の絵解き説教 二河白道図」は、この世(此岸)から彼岸(極楽浄土)へ渡るガイドブックのような譬話を絵にしたものです。 浄土系の寺院では…

中秋の名月を眺めながら写経はいかが?

10日は中秋の名月です。朝晩はエアコンを停めて風を通すと心地良い日が増えてきました。 9月10日は中秋の名月。いよいよ秋の足音が近づいてきました。 先ほど、お月見の必需品、ススキをご近所の池之端まで採りに行きました。 慈雲寺では、毎月の満月の夜に…

遅くなってごめんなさい。今月の慈雲寺の予定です。

涼しくなると花替えの頻度も落ちて、貧乏寺には嬉しい。早く、こんな風に庭の花だけで御 供えしたいなぁ 本山で「センセ-」をしていたので、更新が遅れて済みません。慈雲寺の属する浄土宗西山派(西山浄土宗)は、小さな宗派なので残念ながら人材も限定さ…

旅に行かれないから「極楽」見物 Part 1

様々なバージョンの「當麻曼荼羅」が展示された特別展 私は40年以上、旅行ライターとして糊口をしのいできました。伝統的な意味での「檀家」がゼロの慈雲寺の住職になった後も状況は同じです。 仕事の多くは北米各地の取材でしたが、日本に戻ってからも社寺…

「教える」ことは「学ぶ」こと

奥三河の湯谷温泉の朝です。名古屋から1時間ほどで行かれるのに、幽谷という感じ。 このところ、毎日セッセと講義の準備をしています。講義のタイトルは「仏教要義」という恐ろしいもの。 つまり、仏教の要点、キモのようなものを教えろというご指示です。…

旧統一教会の信者と私たちの間の「距離」は?

慈雲寺の属する浄土宗西山派(西山浄土宗)の総本山光明寺で見た朝焼けです。 「庵主さんは、統一教会のことどう思ってるの?私なんか『宗教はこわいなぁ…』って思っちゃうけどね。」と、慈雲寺の法話の会に時々来て下さるご近所さんの質問です。同じような…

兵士の子供たちの体験も記録に Part2

慈雲寺で初めて咲いたスイレンです。売れ残りの株を買ってきたので、開花するか心配でしたが、しっかり花開いてくれました。極楽の蓮を連想して楽しくなります。 第二次大戦に下級将校として参戦した父は、心に深い傷を抱えて生きていたと思われます。今なら…

兵士の子供たちの体験も記録に Part1

上の写真はインターネットからお借りした、第二次大戦直後のこどもたちの様子です。 いつもなら、ご近所のお寺の棚経のお手伝いをさせていただくので、15日はすっかりへたばって何も考えられないのですが、今年からお手伝いが無くなったので、少し余裕のあ…

お盆のお参りの準備を僧侶の側から見ると

慈雲寺の周辺では、8月の13~15日が「お盆」として認識されているようですが、帰省する側の都合などもあるのか8月に入ると「お盆のお参りをお願いします」というお声がけを戴くようになりました。 慈雲寺には伝統的な意味での「檀家」はないので、このような…

長崎の原爆被災者を悼む

今日は長崎に原爆が落とされた日です。上の写真は、インターネットからお借りしたものですが、長崎の原爆で破壊された寺院と焼け残った仏像の写真です。 この仏像が身代わりとなって、何人もの方が助かっていたらと願わずにはいられません。 前にもこのブロ…

ホテイアオイ差し上げます

上の写真はネットからお借りしたものですが、慈雲寺のメダカの鉢に浮かべたホテイアオイも次々と開花しています。 この花は見た目も清楚でとても美しいのですが、一日で終わってしまうので、そのはかなさがなんとも哀れです。 しかし!繁殖のパワフルさは呆…

広島原爆の犠牲者を悼む

今日は七十七回目の原爆の日です。朝の勤行の時にご供養させていただいたのですが、今年もまた祈ることしかできなかった自分の忸怩たる思いを持て余してしまった一日でした。 核兵器の使用がどれほど愚かなものであるか、私たち日本人は歴史的「実体験」とし…

小学生の得度は適切なのか?

この時期は学生や生徒の夏休みに合わせてなのか、多くの宗派の本山で「得度式」が行われています。今日のニュースでは、浄土真宗の大谷派(お東さん)の得度式が行われたそうです。 ↓の記事を見ると、大谷派では親鸞聖人が9歳で得度したという言い伝えにより…

8月の慈雲寺の行事予定

岐阜の旧市街地位の街並み 「名古屋で一番暇な寺」という冗談が冗談ではないところが情けない慈雲寺ですが、それでも8月になるといろいろ走り回るようなことが起こってきます。今日も近くのお寺の施餓鬼のお手伝いに出かけて汗だくで戻って来たところです。…

極楽で修行中のご先祖に「怨」はありません。

池の水面に映った犬山城です。 旧統一教会が日本で莫大な献金を集め続けていることが話題になっています。下の記事はGOOニュースの記事からの引用です。「献金のシステム」がまとめられています。 「全国霊感商法対策弁護士連絡会 山口広弁護士「あなたはお…

安部氏の「国葬」問題について

亡くなった人や神々への供養としてガンジス河に流される花筏 「安部さんの国葬について庵主さんはどう思ってるの?」というご質問をいただきましたので、少しお話をします。 多くの疑惑を残したままの安部氏を「国葬」することには原則的には反対です。 衝撃…

突如(でもないか・・・)始まった老々介護!

ベナレスの街で見た素焼きのコップ(?)。本当は何に使う者でしょう?ご存じの方がいらしたら、ぜひ教えて下さいませ。 長らく更新しなかったので、ご心配をおかけしたようです。申し訳ありません。実はご近所の方が突然亡くなられたのに続き、「法類」のお…

宗教団体と「寄付」の問題 Part 1

白鷺のような優雅な美しさと讃えられる姫路城 安部元首相の事件以来、さまざまな角度から報道がなされています。とりわけ犯人の動機について、多くの報道がなされていることに注目しています。 前回も書きましたように、仏教はいかなる理由があろうとも、自…

「ある特定の宗教団体」ってあまりに不自然な表現・・・・だなぁ

斑鳩の里の竹林 数日本山にこもって研修を受けていました。山を下りてみたら、なんだか世間が騒がしい。タクシーの運転手さんが妙に冷静に解説してくれました。慌ててあちこちのニュースを見てみたのですが、さすがに一日中ラジオを聞いているらしい人だけあ…

無慈悲な暑さの夏だからこそ、「慈悲」について学んでみましょう。

カナダ西海岸のジョージア海峡の夏景色です。湿気がすくなく爽やかな日が続きます。 慈雲寺では、身近な話題を取り上げて、仏教のものの見方や考え方をお話しする「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」を行っていますが、一時間足らずのお話しなので、言い尽くせな…

7月の慈雲寺と鳴海中日文化センターのイベント

深い緑に覆われた国宝犬山城 7月になりました。あれよと言う間に梅雨が明けてしまい、本格的な夏がやってきてしまいました。砂漠地帯で仕事をした経験もあるので、気温が高いことはそれほど辛くはないのですが、問題は湿度・・・毎夏、この日本の湿気に対し…

「南無」って何でしょう? Part 2  「南無」の意味は「帰命」

カナダ西海岸のジョージア海峡の夏景色です。 前回、「南無」とは、サンスクリット語の「ナモ」の音だけを漢字に充てたものだとお話ししました。 では、「ナモ」は漢語でどのように訳されているのでしょう。法然房源空上人(法然上人)が敬慕してやまず、自…

「南無」ってなんでしょう? Part 1

犬山市の明治村で見た、「なんじゃもんじゃの木」です。花がぐしゅぐしゅしていて、なんだか可愛らしい。 僧侶同士で話をしていると、お互いに「当然知っているはず」の言葉は、きちんと考えないままに使ってしまっていることがあります。「当然知っているは…