慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

除夜会と修正会  

慈雲寺には梵鐘はありませんが・・・・ ご近所のとても賢く可愛らしい兄妹がお餅を届けて下さいました。山門には青竹で作った筒に門松風の花を生けました。明日、本堂の仏花を替え、お餅を供えれば、慈雲寺のお正月の用意は何とか整います。境内の掃除が十分…

年末年始の慈雲寺の行事

今、本堂の扉を閉めながら夜空を見上げたら、美しいお月様が輝いていました。 慈雲寺では毎月満月の夜にお月見を兼ねた写経と写仏の会を行っています。今月は29日に行います。 年末年始は、有名な神社やお寺にお参りするのも良いですが、今年は人込みを避…

暖かな服装でお越しください。(尼僧と学ぶやさしい仏教講座のご案内)

寺院の内陣に飾られる荘厳の一つ「天蓋」 日に日に寒さが厳しくなってきました。今年もあと一週間。短期間のうちに私たちの暮らしの基盤が大きく揺れた一年でした。 名古屋でも新型コロナの患者が毎日増えていますので、今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座…

お賽銭と喜捨 Part2  寺院の場合(その1)

タイで僧侶に喜捨をしている様子 日本の神道における神様は、正しい(適切な)まつり方をしてお願いをすれば力を発して、その願いをかなえてくださいます。参拝の仕方も、お供えの整え方も、そうした正しいまつり方に沿ったものでなければいけません。お賽銭…

お賽銭と喜捨 Part1 神社の場合

●©地主神社 上の写真はネットからお借りした京都の地主神社の写真です。この神社は縁結びの神様として、女性誌などにもたびたび取り上げられる有名な神社です。新品(?)の立派なお賽銭箱が写っていますね。 今朝、ローカルのテレビ局の情報番組を見ていた…

日本の宗教事情の入門書ならこれ!

今日は、ミネルバ書房から新しく出た『知っておきたい日本の宗教』という本をご紹介します。身近な話題から、現代の宗教事情全般を把握するための良ききっかけとなる本だと思います。 執筆者の一人岩田文昭先生は、私と同じ浄土宗西山派(西山浄土宗)に属す…

仏法との出会いこそ、生きがい Part2

「ここにわれらいかなる宿縁にこたえ、いかなる善業によりてか、佛法流布の時にむまれて、生死解脱のみちをきく事をえたる。しかるをいまあひかたくしてあふ事をえたり」法然房源空(法然上人)『登山状』より 上に引用したのは、日本にお念仏の信仰を確立し…

12月8日は仏教徒にとって最も大切な日! 成道会のお誘い

12月8日はお釈迦様がお悟りを開いたといわれる日です。仏教徒にとっては、一年で最も喜ばしい日と言って良いでしょう。この日に行われつ法要を「成道会」と言います。 お釈迦様がお生まれになった日を花祭りとして祝うのは良く知られていますが、成道会は…

仏法との出会いこそ、生きがい Part1

「人身得ること難し、仏法値うこと希れなり、今我等宿善の助くるに依りて巳に受け難き人身を受けたるのみに非ず遭い難き仏法に値い奉れり。生死の中の善生、最勝の生なるべし」道元禅師『修證義』 慈雲寺は法然上人を宗祖として、證空上人を流祖(派祖)とす…

年末年始の慈雲寺行事のお知らせ

12月に入りました。師走・・・・普段は静かに暮らす僧侶も小走りになる月ということでしょうか?全く忙しい要素の無い慈雲寺でも、なんだか気持ちだけはせわしなくなっています。まぁ、何もかも泥縄でごまかさず、コツコツ計画的に進めれば良いのでしょう…