慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

慈雲寺の盆梅が笑って、新春です。

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 慈雲寺の盆梅がほぼ満開。梅が咲くのを「笑う」と表現するのはいいなぁ。本当に柔らかな香りを放ちながら笑っているみたいです。

 季節の移り変わりを体感するなら、旧暦の方が自然ですよね。今年は太陽暦の1月25日が太陰暦の元旦。今日がお正月の三日ということになります。これからも、まだまだ寒い日は続くだろうけれど、蝋梅も白梅も満開な慈雲寺の境内は「迎春」というところです。

 慈雲寺には梅の木が四本あります。毎年盆栽の白梅が最初に咲いて、次に植木の白梅、枝垂れ梅、そして紅梅の古木と時期が少しづつずれながら咲いてくれるので、梅を楽しめる時期が一カ月以上続きます。とても嬉しい。

 今年は年末に、枝おろししたばかりの大きな紅梅の枝をいただいたので、そのまま雨どいの下の石鉢の中に投げ入れておいたら、なんとたくさんのつぼみが膨らんでいます。うまくいったら挿し木にできないかしらん??

 今年の目標は、物を減らすこと。身辺を整理してすっきり暮らせるようになりたいです。できるかなぁ・・・僧侶は托鉢用の鉢ぐらいしか、「自分のもの」を持ってはいけないのですけどね。

 年頭にあたり、このつたなブログを読んでくださっている皆さまに、改めて深く感謝申し上げるとともに、この一年が平穏で、阿弥陀仏のお慈悲に包まれた喜び多い日々になりますようにお祈りいたします。

 慈雲寺では、さまざまな行事を催してまいりますが、本堂はいつでも開いておりますので、どなたでもご遠慮なく、阿弥陀様の前でゆったりとしたひと時を楽しみ、ご縁を喜んでください。

 仏事や御供養はもちろん、日常のさまざまなご相談に応じます。お気軽にお声がけください。℡ 052-621-4045