慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

2020年最初の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は1月26日(日)10時より行います。テーマは「法然上人とその弟子たち」です。法然上人にはとても優れた弟子がたくさんいましたが、現在まで続いているのは3つの流れだけです。同じ師僧の教えを弟子たちはどう受け止めたのか、ご一緒に考えてみましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加下さい。

11日は満月です - 満月写経・写仏の会のお誘い

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 今、本堂の扉を閉めながら、ふと空を見上げると、「煌々と・・・」という言葉がぴったりの美しい月が見えました。

 11日は今年最初の満月です。慈雲寺では、いつでも本堂で写経や写仏をしていただける用意をしていますが、毎月満月の夜にはお月見をかねた写経・写仏の会を行っています。

 夜7時半より、皆で一緒に『般若心経』を読誦します。そのあと、般若心経の内容についても毎月少しずつ学んでいきます。

 必要な用具は用意してありますので、お気軽にご参加ください。字の上手下手は問題ではありません。

 筆ペンを用意してありますが、毛筆で写経なさりたいかたは、ご自分の用具をお持ち下さい。

 読経は7時半からですが、始まる前からいらしてゆっくり写経をし始めて下さっても良いですし、遅くいらしてもかまいません。

 慈雲寺には7台ほど停まれる駐車場があります。もし満車の時(めったにありませんが・・・)の時は、庫裏へお声がけ下されば、近くの無料駐車場のご案内をします。

 

◎初めての方でも気軽に始められます。どなたでも歓迎いたします。

「出家を考えている」という方からお電話をいただきました

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 お正月そうそう、「出家をしたいと思っているのだが、まずどこから始めれば良いかわからない」というお電話をいただきました。声の調子も、やり取りをしている最中の話し方もとても冷静で真摯がお気持ちが伝わってきました。

 どのような状況であれ、「尼僧という生き方」に興味を持って下さる方がいらっしゃることは、とても嬉しいことです。このブログは慈雲寺の行事の告知のために開いたのですが、いつも一番アクセスが多いのは「出家」とか「尼僧」とかいう言葉をキーワードにした記事のようです。

 ネットで「尼僧」を検索すると、このブログが上の方に出てくるからでしょうか・・・

 事前の連絡もなく、突然訪ねて下さるかたもあります。月参りなどでお寺にいないこともあるのですが、お会いしてお話するのはいつでも歓迎します。

 

「出家したい」と慈雲寺を訪ねて下さるかたに、いつも最初におききするのは、「出家」を人生のリセットに利用しようとしてもうまくいかないだろうということです。

 人は結婚や留学、転職、そして出家などによって、一挙に人生の方向性を変えようとすることがあります。しかし、たいていはうまくいきません。私たちが背負っている「業」や「縁」というものを無視して、無理やりハンドルを切ろうとしても、なかなか思うようにはいかないからです。

 

 もう一つは、尼僧になろうとするまえに、仏教徒になることが先だろうと私は思っています。世俗から離れたいという気持になることはわからないでもありませんが、もしかしたら、尼僧よりも、カトリックの修道女の方が向いているかもしれませんよ?

 まずは「仏教」というものの見方、考え方を知ってから出家を考えてみてはどうでしょうか?

 どの宗派に属するかも大事なことです。私は幸い、浄土宗西山派西山浄土宗)というとてもマイナーな宗派と出会い、法然源空上人(法然上人)から善慧房證空上人に伝えられた教えを素直に受け止めることができました。

 もちろん、西山派の僧侶としては、できるだけ多くの人に、この教えを広めたいと思っていますが、「禅宗の厳しい修行の方が、リセットできそう」と感じる人もいるかもしれません。

 まず、「仏教というものの見方、考え方」の基本を知りたいという方におすすめなのは、朝日新聞社から出版されている梅原猛さんの『梅原猛の授業 仏教』です。ご存じのように梅原さんはもともと西洋哲学を研究していた学者ですが、仏教にも深い造詣をもっていた方です。この本は、梅原さんが京都の中学生に対して行った授業の講義録です。

 宗教というもの全般から説き起こし、仏教の基本的な考え方を専門用語をあまり使わずに、しかし十分に深いところまで触れて語っています。アマゾンでも簡単に入手できますので、まずはこの本から始めてはいかがでしょう。宗派に偏らずに、仏教の基本を学ぶことができるでしょう。

◎今日の写真は郡上八幡の冬景色です。

1月21日初弘法のお知らせ(時間訂正があります)

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 前回のブログで、1月21日の初弘法の法要とお話を「10時から」と書きましたが、「15時から」に訂正させていただきます。申し訳ございませんでした。

 1月21日は、新年最初の弘法大師の御縁日「初弘法」です。

 四国八十八カ所から運んできたお砂を踏んで、四国巡礼と同じ功徳が得られるといわれている「お砂踏み」を体験していただけます。お砂踏みは日中いつでもお参りいただけますので、ご自由に本堂を上がられて、お大師さまとのご縁を深めてください。

 また、15時からは、短い法要と弘法大師のお言葉を題材にしたお話をさせていただきます。その後、茶話会のご用意もいたしますので、どなたでも歓迎いたしますのでお気軽にご参加くださいませ。

慈雲寺の行事 2020年1月

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 お年賀に来て下さる方たちとお話をしているうちに一日が過ぎていく、とても幸せな三が日でした。元旦から、本堂で写経を自由にしていただけるように用意していました。数人の方が来て下さったようです。もっと気軽に写経をしていただき、お釈迦様の言葉に親しんでいただきたいと思います。これからは、いつでも本堂で写経をしていただけるようにご用意しておきますので、お気軽に体験なさって下さい。ただし、本堂には十分な暖房がありませんので、どうぞ暖かな服装でおいでください。

 さて、一月もいくつかの行事がございます。どの行事も、どなたでも歓迎いたしますので、どうぞお気軽にご参加ください。

1月11日 夜7時半より 満月写経・写仏の会

 今年も、毎月の満月の夜にお月見を兼ねた写経・写仏の会を行っています。慈雲寺の本堂の縁側から眺める月は、とてもきれいですよ。

 写経に必要な道具は全て用意してありますので、お気軽にご参加ください。7時半からご一緒に『般若心経』を読誦し、毎月少しずつその内容も学んでいきます。早めにいらして写経を始めて下さっても良いですし、7時半に間に合わなくても大丈夫です。

1月21日 15時より 初弘法の法要と四国八十八カ所のお砂踏み

 21日は弘法大師のお縁日です。15時から短い法要をし、弘法大師のお言葉をご一緒に学んでみましょう。

 また、四国八十八カ所から集めた砂を踏んでいただく「お砂踏み」も体験していただけます。お砂踏みは日中、いつでも本堂に上がってご自由にお参りしてください。四国巡礼と同じ功徳があると言われています。ぜひお大師様と同行二人のご縁をいただいてください。

1月26日 10時より 「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」

 慈雲寺では、毎月、身近な話題から仏教というものの見方、考え方をご一緒に学ぶ会を催しています。「講座」という名前はついていますが、どなたでもお気軽にご参加いただけます。

 1月のテーマは「法然上人とその弟子たち」です。日本にお念仏の教えを確立した法然源空上人(法然上人)と、その直弟子の人々のお話をしたいと思います。

毎週土曜・日曜の朝7時半より 英会話早起き会 (1月5日はお休みします)

 週末の朝は、少し早起きして英会話を楽しみませんか?NHKの「基礎英語1」をテキストにしていますが、どなたでもお気軽にご参加いただけます。小学生からシニアの方まで、どなたでも歓迎いたします。

 

 慈雲寺は皆さんのお寺です。慈雲寺で行われる行事は、特別な場合をのぞいてすべ無料ですが、仏様への御供養やお寺の維持のためにお気持ちを御喜捨いただければありがたく存じます。

 慈雲寺は伝統的な意味での「檀家」のないお寺です。宗派としては浄土宗西山派西山浄土宗)に属していますが、宗派にこだわらず、どなたのご相談にも応じさせていただきます。仏事に関することだけでなく、日常の悩みや困りごとなどについても、ご相談ください。

 また、出家を考えている女性の方々のご相談にも応じます。「出家」に関する私の考え方については、このブログに何度か書いております。左欄の「サイト内検索」をご利用下さい。

◎今日の写真は、ご近所の街角で見た格子戸です。

あけましておめでとうございます。

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 浄土系の仏教寺院では、年が明けて最初に行う儀式を「修正会」といいます。今年は6名の方がお参りに来て下さいました。暖房もない慈雲寺に来てくださって、とてもありがたく思いました。

 新年最初の写真は、郡上八幡で見たステンドグラスの宝船と七福神です。皆さまにもたっぷりと福と宝が降り注ぐ一年になりますように・・・・

 私からのお年玉プレゼントは、下のURLです。ディマシュ・クダイベルゲンというカザフスタンの歌手の歌が入っています。この発音も難しい名前の歌手は、音域が驚くほど広く、まさに天才です。

 歌の内容は英語の翻訳を見る限り、人間の存在の根源的な不安を表しているようです。この歌が、彼自身の内面を表現しているものなら、お坊さんになればいいのになぁ・・・と思えます。この声で声明をしたら、まさに極楽からの音に聞こえることでしょう。

 https://www.youtube.com/watch?v=W29zEuZVaxs

 

 どうぞ皆さま、阿弥陀仏のお慈悲につつまれ、お念仏を喜ぶ一年となりますように

年越しは写経と静座で・・・・修正会へのお誘い

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 上の写真は、インターネットからお借りした「五劫思惟阿弥陀仏坐像」です。このお姿は、阿弥陀仏が仏になられる前、法蔵菩薩の時代を表したものです。法蔵菩薩は、すべての衆生を一切の条件をつけずに掬い取る誓いをたて、それに必要な修行や懺悔(さんげ)を私たちに代わって成し遂げて下さいました。

 年越しは、混雑した社寺へお参りするのも良いでしょうが、今年はこの法蔵菩薩のお姿のように、静かに一年を振り返ってみませんか?

 31日23時45分より、年越しと年頭の法要「修正会」を行います。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にお参り下さい。

 写経や写仏をしていただける用意もいたしますので、早めにおいでになって、写経を始めるのもおすすめです。

 慈雲寺の駐車場は7台ほどしか停まれませんが、お声がけいたかければ、近くで駐車できるところをご紹介いたします。

 慈雲寺の住所は名古屋市緑区桶狭間上ノ山725です。電話番号でカーナビに入力するなら、(052)621-4045をお使いください。

僧侶は本来乞食(こつじき)で生きるべき・・・そうなんだけど

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 上の写真は名古屋の白鳥公園で見た落ち葉です。慈雲寺も、これほどではありませんが、落ち葉も来年に持ち越してしまいそう・・・今日、明日の2日で、なんとか形を整えたいものです。去年の年末にも「来年は身辺をすっきり!」を目標にしたのですが・・

 さて、年末になるとお墓のお掃除に見える人がたくさんいます。家の掃除が終わった方々でしょうね。「家の中は来年に期待だけど、せめてお墓はきれいに・・・」という方もいらっしゃるかな?いずれにしても、墓地で家族の楽しそうな声が聞こえるのは住職としては嬉しいものです。

 お墓参りが終わると、本堂にお参りして(本当はお墓に行く前にお参りしてくださいね)、そして庫裏にも立ち寄ってくださる方がいます。昨日は、パンプキンパイと金山寺みそ、一昨日はかまぼこと野菜どっさり。お米も先日いただいたので、これで十分お正月籠りができます。本当にありがとうございます!

 僧侶は本来、毎日托鉢に出て、そこでいただいた「食べ物」を食して生きるべき存在。つまりは「乞食」が本来の姿です。あの僧侶の鉢に食べ物を入れさせてもらうと功徳になる・・・と思ってもらえるような僧侶になることが修行の一つですからね。僧侶も、毎日多くの人とご縁を結び、教えを説いて「法施」をさせてもらえる・・・托鉢はいいですね。

 時々托鉢僧を見かけますが、鉢に入っているのはたいていお金。僧侶は本来お金に触ってはいけないのに・・・

 ま、私はお寺で待機していただけなので、托鉢したわけではないですが・・・

 さて、パンプキンパイを温めていただきましょうか。