慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

10月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は10月21日(日)10時より行います。テーマは「地獄って何ですか?」です。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は地獄についてご一緒に学びましょう。

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 前回のブログにでお話したように、今日はご近所の小学校から50人近くの子供たちが「社会科見学」に来てくれました。難問の「神社とお寺はどう違うのですか?」という質問も出て、まだまだ勉強が足りないと反省しました。子供たちが何に興味を持つのかしるのは、私にとっても面白いです。

 今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は10月21日の日曜日、10時より行います。

 先ほど、ある方からお電話をいただき、カーナビを使って慈雲寺においでになりたいので、住所を教えてほしいとのことでした。慈雲寺の住所は名古屋市緑区桶狭間上ノ山725です。慈雲寺には十分な駐車場がありませんので、できるだけ公共交通でおいで下さいませ。

 さて、21日は「地獄」について改めて学んでみましょう。キリスト教の「地獄」は、ダンテの『神曲』に詳しいですが、日本で地獄のことの詳しく述べたのは源信という僧侶の書いた『往生要集』です。とても興味深い本で、現代語訳も出ていますので、ぜひ読んでみることをお勧めします。

 地獄は大地の遥か下にあるといわれていますが、実は今の私たちの生きている「この世」にも地獄はあちこちにあるのです。さらには、私たちの心の奥にも地獄の炎が燃えているようなときもありますね。

 地獄を怖れ、極楽往生を願い、菩薩の道を歩もうとするのが浄土教の教えです。

 

◎慈雲寺への交通アクセス

 申し訳ありませんが、慈雲寺には十分な駐車場がありません。なるべく公共交通を使っておいでくださいませ。近くの有松ジャンボリーSCに大きな駐車場があり、無料で駐車できます。そこからお寺まで、北へ徒歩5分。
 ★鉄道、バスのアクセス
 名鉄有松駅前から、「有松12番 有松町口無池行き 地蔵池経由」に乗ってください。日曜の9時台は二番乗り場から9時07分と36分に発車します。これらのバスに乗り、郷前(ごうまえ)の停留所でお降りください。そのまま道なりに進むと郷前の交差点に出ます。角に鍼灸院があり、その右手の細い坂道を上がると慈雲寺の屋根が見えてきます。
   また、時間はかかりますが、地下鉄の鳴子北駅から出ている「鳴子13番」のバスも郷前に停まります。日曜は8時45分にバスが出ます。
●栄のバスターミナルからは森の里団地行きのバスが一時間に一本出ています。この場合は、郷前の停留所から道を戻って郷前の交差点に行ってください。日曜は8時50分発があります。所要時間は約40分
●JRの大高駅から緑循環バスの名鉄有松行で郷前に行くことができます。日曜は8時44分と9時44分に出発します。9時台のバスですと10時の開始時間には少し遅れますが、あわてずにおいでください。
●また、同じ緑循環バスの名鉄有松行は南大高駅東にも停車します。9時9分発と10時9分発です。
●JRの共和駅からタクシーで5分。市バスはありません

 

◎今日の写真は仁和寺で見た障壁画です。平安貴族の川遊びでしょうか?それとも何かの神事?

 

「神社とお寺の違いはなんですか?」

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 明日(9月19日)、近くの小学校の二年生が社会科見学に来ます。去年は20人ぐらいで、中には「マクドナルドの見学に行きたかったんだけど、人数が多すぎて・・・」という正直な子もいたりして、慈雲寺は二番手、三番手のチョイスだったようです。

 しかし!今年はなんと50人近くの子供が来るので、半分ずつの二部構成になりました。去年が好評だったのか?それとも、今年はマクドナルドが受け入れを拒否したのか?

 先日、担当の先生が子供たちの質問票を持っていらっしゃいました。去年に続き、「どこで修行したのか?」とか、「なぜお坊さんになったのか?」といった手ごわい質問が並んでいます。中でも難しいのが「お寺と神社はどう違うのですか?」という質問です。

 この質問には去年も悩みました。中学生なら、日本の神仏習合廃仏毀釈の話までして、いろいろ答えられると思うのですが、何しろ小学校の二年生です。今日は一日、質問にどう答えようかと悩んで過ごしました。

◎今日の写真は京都の仁和寺の庭です。

本堂には温かな「百草茶」をご用意しています。どうぞお気軽に一服なさって下さい。

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 いったい、この地獄のような酷暑はいつまで続くのか・・・と、思っていたら、いつのまにか朝晩は寒くてビックリするほどです。季節も無常を教えてくれているのですね。

 慈雲寺の本堂には、いつでもお茶とお菓子を用意しています。どなたでも、ご遠慮なく本堂に上がって一服なさって下さい。

 「慈雲寺にお参りに行けば、いつも誰かがいて、茶飲み友達になれる。」と理想です。茶飲み友達から信仰の友の輪が生まれてくれば、さらに嬉しいですね。

 いずれは、本堂の片隅に机を置き、Wi-Fiを飛ばして、昼間はいつでも本堂にいるという風にしたいです。学校に行きたくない子供が自習してたり、一人暮らしの人が散歩の途中に茶飲み友達に会いにたり・・・子育てにちょっと疲れた新米お母さんが、広い本堂で子供を寝かせて、少し本を読む時間を作ったり・・・そんな風になるといいなぁ。

 ところで、本堂に置いているお茶は、夏は水出し麦茶ですが、数日前から温かい「百草茶」にしました。岐阜県の道の駅でいつも買うお茶です。百種類のいろいな「体に良い」草を集めて作ったとか。飲みやすくて、すっきりした味で気に入っています。長くポットに入れておいても味が変わらないのも良いところです。

 袋には「ダイエット効果あり」みたいに書いてありますが、それは今のところ確認できていません。

◎今日の写真も大阪市立陶磁器博物館で見た鼻煙壺です。蓮池を泳ぐ鯉ですね。

 

10月21日(日)の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のご案内と慈雲寺へのアクセス

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 上の写真は北九州市常福寺に伝わる『地獄絵図』です。閻魔大王など、亡くなった方の生きている間の行状を裁く裁判官たちから、さまざまな地獄の責め苦の様子、そして地獄まで降りて亡者を救おうとする地蔵菩薩などが描かれています。

 地獄絵図は、長い間仏教の布教のツールとして広く使われてきました。特に江戸時代には、尼僧たちが地獄絵図の絵解き説教をしていたそうです。

 慈雲寺には地獄絵図は地獄絵図はありませんが、改めて「地獄」について学んでみようと思います。

 10月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は10月21日(日)10時より行います。

 日本の宗教文化に深くかかわっている「地獄の思想」と、地獄について日本で初めて深く研究した源信の『往生要集』についてお話します。また、キリスト教イスラム教の地獄と仏教の説く地獄の違いについてもご一緒に学んでみましょう。

 どなたでも歓迎いたしますので、どうぞお気軽にご参加下さい。

◎慈雲寺への交通アクセス

 申し訳ありませんが、慈雲寺には十分な駐車場がありません。なるべく公共交通を使っておいでくださいませ。近くの有松ジャンボリーSCに大きな駐車場があり、無料で駐車できます。そこからお寺まで、北へ徒歩5分。
 ★鉄道、バスのアクセス
 名鉄有松駅前から、「有松12番 有松町口無池行き 地蔵池経由」に乗ってください。日曜の9時台は二番乗り場から9時07分と36分に発車します。これらのバスに乗り、郷前(ごうまえ)の停留所でお降りください。そのまま道なりに進むと郷前の交差点に出ます。角に鍼灸院があり、その右手の細い坂道を上がると慈雲寺の屋根が見えてきます。
   また、時間はかかりますが、地下鉄の鳴子北駅から出ている「鳴子13番」のバスも郷前に停まります。日曜は8時45分にバスが出ます。
●栄のバスターミナルからは森の里団地行きのバスが一時間に一本出ています。この場合は、郷前の停留所から道を戻って郷前の交差点に行ってください。日曜は8時50分発があります。所要時間は約40分
●JRの大高駅から緑循環バスの名鉄有松行で郷前に行くことができます。日曜は8時44分と9時44分に出発します。9時台のバスですと10時の開始時間には少し遅れますが、あわてずにおいでください。
●また、同じ緑循環バスの名鉄有松行は南大高駅東にも停車します。9時9分発と10時9分発です。
●JRの共和駅からタクシーで5分。市バスはありません

地元の神社のお祭り。慈雲寺がお世話になっている神様にお礼参拝。

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 今日は桶狭間氏神さまである神明社のお祭りでした。先週の日曜日には近隣の人がたくさん集まって境内の掃除もしていました。常駐の宮司さまはいらっしゃらないようですが、近隣の人々がしっかりお宮を守っています。

 この神社には桶狭間の戦いにゆかりのある宝物も伝えられていて、江戸時代以前からの歴史があるようです。実は、慈雲寺はこの神明社に「お世話になっている」立場です。

 慈雲寺は明治20年代に創建された比較的新しいお寺です。江戸時代の古地図を見ると、現在の慈雲寺の境内地のあたりは、「山の神」と記されています。この周辺は、どうやら「山の神の森」と呼ばれていたようです。今も、慈雲寺の周辺の五軒の家では、年に一度、山の神様へのお供えを作っています。つまり、慈雲寺は、もともと山の神さまの土地だった所に建っているらしいのです。そして現在、この「山の神」さまは神明社に合祀されており、境内に小さな祠があります。

 私は、明治時代に行われた神社合祀政策によって、山の神様が神明社に移されたのだとばかり思っていましたが、どうやら明治初年には移されていたようです。う~ん?なぜでしょう?ちょっと調べてみたくなりました。

 ともかく、慈雲寺は山の神さまに深い恩があるわけですから、時々お参りしてお礼の気持ちをお伝えし、加護もお願いしています。今日も、3時過ぎに「あ、お祭りの日だからちゃんとお参りに行かねば!」と神社に出かけました。

 すると、今日のお祭りのフィナーレ(?!)を飾るイベント、餅撒きが、まさに始まろうとしているところでした。この行事は、その年に厄年を迎える人と還暦を迎える人が餅を撒き、福を分け与えるというものです。

 本殿前の広場に人がぎっしり。女性と子供の区域と男性の区域とを分けてあるのも、なかなかの配慮です。私は、「慈雲寺の庵主さんが、必死で餅を拾っていた。」などという評判が立ってはいけない(??)と思い、後ろの方にひっそり立っていたのですが、なんと、めったにない赤いお餅が、足元に飛んできたのです!

 これも山の神さまのご加護かも・・・しっかり福をいただいて帰りました。

◎今日の写真も大阪市立陶磁器博物館で見た鼻煙壺です。とても美しい白い玉石でできているのですが、何の形なのかは良く見えません。まさか、ピーマンではないですね・・・

 

 

ベトナム人の方がお参りにいらっしゃいました。

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いつもは朝の勤行を7時半に始めます。本当は、勤行が終わったときに朝日が昇るような時間にすべきだとされていますが、あまり朝早いと近隣の方々の眠りを妨げるのではと思います。先代さまは、日の出とともに勤行されていたのですが、ご近所からクレームが来たそうです。ま、7時半ぐらいが、いろいろな面で(私の睡眠も含め)良いペースになっています。
 土日は7時半から「英会話早起き会」をしていますので、勤行はそれが終わってからということになります。
 今朝は、ゆっくり朝ごはんをいただいてから、のんびり勤行を始めようと本堂に行くと、小さな赤ちゃんを抱いた若い男性が本堂に入ってきました。どうやら外国の方のようです。
 「どうごごゆっくり」と声をかけたのですが、日本語はまだあまり得意ではない様子です。赤ちゃんが少しぐずり始めたのですが、木魚の音が始まると、ぴったり泣き止みました。この木魚の音は、どうやら子供の耳に心地良いようで、お葬式などの時も、ほとんどの幼児は泣いたりしません。
 勤行が終わって、少しお話したのですが、どうやらベトナムから来たかたのようで、自分も「南無阿弥陀仏」と称えるというのです。ベトナムの仏教は浄土教の要素と禅がまじりあったような独特の大乗仏教のようです。そのベトナム人の人は、漢字も読めると言っていましたから、中国系の人なのかもしれませんね。
 彼は、子供をあやしながら、しばらく本堂に座っていました。
 儀式のやり方や仏像の姿などは、ベトナムとはだいぶ違うでしょうが、「お寺にお参りしたい。仏様に祈りたい。」という気持ちのある方が、気軽に慈雲寺に来て下さればうれしいですね。
◎今日の写真はインターネットの無料画像からお借りした、ベトナムの仏教寺院です。

御尊講を受講しに本山へ

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 慈雲寺の属する浄土宗西山派西山浄土宗)の宗門のトップにおられるのが、御法主猊下です。猊下は、西山教学の研究者で、宗門の短大の学長も務められた方です。

 私が30年前、修行僧として本山に通っていたとき、西山派の歴史や思想を最初に手ほどきして下さったのが、当時教授だった猊下です。

 御法主に就任される少し前から、年に二回、猊下から直接教学の講義をして下さるようになりました。法主猊下が行う講義のことを特に「御尊講」といいます。

 昨日は、その御尊講を受講するため、京都へ行きました。講義は午後からだったので、自防を早めに出て、京都のどこか小さな博物館の展示でも見ようと計画していたのですが、いつものことで、出がけにバタバタしてしまい、そんな余裕はなくなってしまいました。

 博物館に行くほどの時間はなくても、早めに本山に着いたので、ゆっくり境内を歩くことができました。

 西山浄土宗の総本山光明寺は、ここ10年ほど紅葉の美しさで全国的に有名になりました。まだ、紅葉には早すぎる感じですが・・・・ひょっとしたら、今年は紅葉の進み方がいつもより早めなのでは?

 夏の暑さや台風、地震などで、木々もかなりストレスを感じたはず。早く葉を落として休養したいのではないでしょうか?

 11月10日から12月2日までは、特別入山料が必要になります。招待券が何枚かありますので、ご希望の方は慈雲寺までご遠慮なくお申し出ください。

◎今日の写真は、光明寺の本堂(御影堂)と釈迦堂を結ぶ回廊です。普段は一般の参拝者は入れませんが、特別入山の期間中はここを通ることができます。回廊から眺める紅葉も味わいがあります。

 この写真は一昨年の11月初頭に撮影したものです。