前回のこのブログの記事は、水漏れのピチャーン・・ポタポタという音が超絶苦手な私が、台所の水漏れに気が付いてパニックになってしまったお話しを書きました。
そのことを慈雲寺にホームステイ中のカナダ人Vさんに愚痴ったところ、「水道屋さんを呼ぶのは、ちょっと待って。私が直せるかもしれないから・・・」と言うやいなや自転車でピューっとDIYのお店に飛んで行ってしまいました。
Vさんは、有名なテレビドラマシリーズの「Xファイル」を始め、数々の映画やテレビのセットをデザインするデザイナーです。それだけに空間を把握する能力は抜群。慈雲寺にきてくださって以来、コツコツとお寺の中を整理してくれています。
彼女が片づけると、本当に小気味よいほどスッキリと収納できるのです。
代々受け継がれてきた・・・というか、整理をせずに「とりあえず」しまい込まれていた膨大な数の物に圧倒されて呆然としている私にとって、Vさんはまさに「お掃除菩薩さま」なのです!
そして、なんとこの「菩薩さま」が、新しい蛇口を買ってきて、アッと言う間に取り替えてしまったのです。輝く蛇口はもちろん水漏れなし!私のパニックも解消です。本当にありがたいことです。
菩薩とは、悟りの世界に入るのを自ら一歩引き、私たち凡夫を救うために慈悲の働きをしてくださる方々のことです。いったん極楽へ行ったあとも、菩薩となってこの世に戻ってくる方がたくさんいるというのです。
あなたのすぐ近くにもたくさんの菩薩さまがいてくださっているのですよ。
◎今日の写真は、前回に続き、山口市で見た素敵な和風洋館の河村写真館です。今日は裏手から見た様子をご覧ください。