慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

7月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は7月23日の10時より行います。テーマは「お盆の意義と作法」です。どなたでもお気軽にご参加くださいませ。

元日から素敵なお客様が次々と!

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 昨日は日記に書ききれないほど、たくさんの出来事がありました。総代様をはじめ、元旦からお年賀に来てくださる方もいらっしゃいます。慈雲寺を大切に思ってくださる方が、たくさんいることを感じて、本当にありがたく思いました。

 午後には三河安城から曹洞宗の尼僧さんがお友達を連れておいでになりました。お目にかかるのは初めてですが、私が昨年、新聞に書いたエッセイを読んで訪ねてくださったのです。ご一緒にいらしたMさんは、出家をしたいと長い間考えていらしゃるそうで、三河安城の尼僧様(Tさん)の弟子にして欲しいと相談しているとのことでした。

 しかし、TさんはMさんの年齢(50代半ば?)を考え、長い修行期間が必要な曹洞宗で僧侶になるのは難しいと思っておいでのようです。それで、他宗派の尼僧の状況を知りたいとおっしゃるのです。

 私は「修行の長さや肉体的な負担のことが問題なのではなく、その宗派の教えが自分に合っているか」が大事だとお答えしました。お寺に生まれて、親が住職をする寺を引き継ぐなら選択の余地はあまりないかもしれませんが、在家から出家するなら(特に中年になって出家するなら)、自分がどのアプローチで仏教を学んで行くか、どういうものを基盤にして信仰の暮らしを築いていくのか、自覚的に選択していかなければ、発心は難しいとおもいます。

 座禅を通じて教えに入っていくのか、南無阿弥陀仏の称名から仏教徒の暮らしに入るのか・・・やってみないとわからないとはいうものの、ある程度の「選択」はその後の覚悟につながっていくことでしょう。

 私の場合は良き師に巡り合い、法然源空上人(宗祖)から證空上人(流祖)に伝えられたお念仏の教えを聞かせていただき、とてもすんなりと受け入れることができました。法然上人の僧名である源空から名づけられた證空の名。それから代々受け継がれて、私の僧名にも「空」が付いています。法然上人も證空上人も「こんなトホホな弟子は困る」とおっしゃるかもしれませんが、「私は法然上人、證空上人の末弟」と思うたびに誇りを感じ、嬉しくてニコニコしてしまいます。

 Mさんにもぜひ、そんな教えとの出会いがありますように・・・・

 尼僧様がお帰りになった後は、ご近所のOさんが、ホームステイをしているオーストラリアの少女と二人で和服を着て、お参りに来てくださいました。こんな優しげな少女が日本に興味を持ってくれたことが嬉しくなりました。

 これからの新しい一年、次々とご縁が結ばれていくことを願っています。

◎今日の写真は、カナダのオンタリオ州北部の風景です。このあたりには、一万年前に氷河が大地を削り取って後退していった跡に残された湖や池が無数にあります。