慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

青年僧の力でお寺がすっかり綺麗に!

 

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子供たちの修養会が終わり、一挙にお寺が静かになりました。なんだかちょっとさみしい気分です。そして、子供たちが帰宅した後、青年僧の人たちがお寺の中をすっかりきれいにしてくれました。

 「お借りした時と同じ状態にしてお返しします。」とおっしゃってもらっていたのですが、「同じ」どころか何倍もきれいにしていただいたのです!

 私はこの一年、先代さまの荷物を片付けてしまうことに、なんとなくためらいがありました。本堂などお寺の備品の仕舞い方なども手つかず・・・・。それを一挙に片付けてくださったのですから大感謝!

 先月、先代さまの一周忌を勤めさせていただき、私もようやく落ち着いて、お寺の中のことを私なりに整理しなおそうという気持ちになりかけていたところです。この修養会のお掃除がまさにチャンス。せっせと片付けましょう。

 今日はバンクーバー時代に知り合った友達が慈雲寺に来てくれました。ユーさんは、今は上海と香港でメディア関係の会社を経営しています。今回はハリウッドでの仕事のためにLAへ行くのを利用して途中下車してくれました。昨年、私が急に日本に戻ったので、心配してくれたようです。

 そのユーさんが、すっかり綺麗に整えられ慈雲寺のたたずまいを見て、安心してくれたようです。ま、私が今使っている庫裏の奥の部屋は巨大台風の後みたいなんですけどね・・・・そこへはお招きしませんでした・・・ごめんなさい。

 でも、私がこの慈雲寺で心穏やかな暮らしをしていることはユーさんにも良くわかったようでした。これも、この一年、へっぽこ住職の私を支えてくださったみなさまのおかげです。あらためて、心から感謝いたしております。

・今日の写真は、バンクーバーのスタンレー公園からダウンタウンの高層ビル群をながめたところです。門のようなものは、沿岸部セーリッシュ族の彫刻です。