慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

5月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」5月26日10時より行います。テーマは「御祈祷、お守り、お札とは何か」です。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

葬儀会館の思惑に踊らされる「終活」ブーム(??)

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 私は藤の花が大好き。日本へ戻ってきたら、藤の季節がとても楽しみでした。しかし、中部地方は今年、藤の開花がとても早く、すっかり予定が狂って「藤の花見」を満喫することができませんでした。自然の動きは人の都合通りにはいきませんね。

 人間の命も同じです。年齢の多い人から順番にお浄土へ旅立てるわけではありません。「終活」が必要だとしたら、それは何歳でもです。私たちは生まれたその瞬間から、必ず死に向かっており、それがいつかは誰にも分らないからです。

 週末が近づくと、新聞には必ず葬儀会館の広告が入るようになりました。

 「自分らしい葬儀にしたい。

  残される家族に迷惑をかけたくない。

 そう考える人が増えています。」

 なんとも、口当たりの良い言葉ですね。「そうか、皆な葬儀の手配をして、しっかり終活してるんだ。自分も乗り遅れてはいけない。」とつい思ってしまいそうですね。

 しかし、葬儀を少しでも安くあげるために互助会に入ることが「終活」なのでしょうか?できるだけ多くの顧客を抑えておきたい、葬儀会館の「青田刈り」の思惑に踊らされてはいませんか?

 本当の終活とはなんでしょう。「あの人の葬儀に参列するなんて迷惑」とか、「葬儀は負担」と思われてしまうような人の人生とは何なのでしょう?「後生」のことは何も考えなくても良いのですか?

 本当の終活とは何か?葬儀やお墓の手配だけが大切なことなのか?御一緒に考えてみませんか?

 5月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のテーマは「終活」についてです。5月27日(日)10時より、慈雲寺の本堂で行います。どなたでもお気軽にご参加ください。

◎慈雲寺への交通アクセス

 申し訳ありませんが、慈雲寺には十分な駐車場がありません。なるべく公共交通を使っておいでくださいませ。
 名鉄有松駅前から、「有松12番 有松町口無池行き 地蔵池経由」に乗ってください。日曜の9時台は二番乗り場から9時07分と36分に発車します。これらのバスに乗り、郷前(ごうまえ)の停留所でお降りください。そのまま道なりに進むと郷前の交差点に出ます。角に鍼灸院があり、その右手の細い坂道を上がると慈雲寺の屋根が見えてきます。
   また、時間はかかりますが、地下鉄の鳴子北駅から出ている「鳴子13番」のバスも郷前に停まります。日曜は8時45分にバスが出ます。
●地下鉄徳重駅からも郷前に停まるバスがあります。
●栄のバスターミナルからは森の里団地行きのバスが一時間に一本出ています。この場合は、郷前の停留所から道を戻って郷前の交差点に行ってください。日曜は8時50分発があります。所要時間は約40分
●JRの大高駅から緑循環バスの名鉄有松行で郷前に行くことができます。日曜は8時44分と9時44分に出発します。9時台のバスですと10時の開始時間には少し遅れますが、あわてずにおいでください。
●また、同じ緑循環バスの名鉄有松行は南大高駅東にも停車します。9時9分発です。
●JRの共和駅からタクシーで5分。市バスはありません。

◎今日の写真は天橋立で今年の4月下旬に見た藤です。