慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

「往生の正因」と法然上人の三人の弟子たちの教え - 今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のご案内と慈雲寺へのアクセス

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 仏教は、「対機説法」と言って、相手の能力や思考、環境などに合わせて教えの説き方を変えるというのが、お釈迦様以来の特徴です。

 ですから、インドから中央アジア、東アジア、日本へと教えが伝わるにつれ、さまざまな「説」が生まれてきました。しかし、そのどれもが、お釈迦様がお説きになった、「心穏やかに、豊かに生きていくための智慧」を教えているのです。

 法然源空法然上人)は、末法という厳しい時代に生きる凡夫である私たちのために、お釈迦様がお説きになった、阿弥陀仏誓願、お慈悲についての教えを広められ、日本で初めて「称名念仏」の教えを確立された方です。

 法然には数多くの優れた弟子がいましたが、現在まで続いているのは、弁長上人の浄土宗鎮西派親鸞聖人の浄土真宗、そして證空上人の浄土宗西山派の三つの流れだけです。どの流祖も、法然上人を教えを直接に受け止めた方々ですが、その受け止めを自らの弟子や信者に伝えるときには、表現にさまざまな違いが出てきました。

 今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、2月16日(日)10時より行います。

 これらの三つの流れの基本を「往生の正因」をテーマにして比べてみましょう。

 「講座」というタイトルはついていますが、どなたでもお気軽にご参加いただける内容です。講座の後は茶話会もいたしますので、どなたでも歓迎いたします。

◎今日の写真は、善慧房證空上人の直筆と考えれれている名号です。


◎慈雲寺への交通アクセス

 申し訳ありませんが、慈雲寺には十分な駐車場がありません。なるべく公共交通を使っておいでくださいませ。近くの有松ジャンボリーSCに大きな駐車場があり、無料で駐車できます。そこからお寺まで、北へ徒歩7分。
カーナビでは慈雲寺の電話(052-621-4045)を入力してご利用下さい。
★鉄道、バスのアクセス
 名鉄有松駅前から、「有松12番 有松町口無池行き 地蔵池経由」に乗ってください。日曜の9時台は二番乗り場から9時07分と36分に発車します。これらのバスに乗り、郷前(ごうまえ)の停留所でお降りください。そのまま道なりに進むと郷前の交差点に出ます。角に鍼灸院があり、その右手の細い坂道を上がると慈雲寺の屋根が見えてきます。
   また、時間はかかりますが、地下鉄の鳴子北駅から出ている「鳴子13番・有松町口無池行」のバスも郷前に停まります。日曜は9時26分に鳴子北駅からバスが出ます。
●栄のバスターミナルからは森の里団地行きのバスが一時間に一本出ています。この場合は、郷前の停留所から道を戻って郷前の交差点に行ってください。日曜は8時50分発があります。所要時間は約50分
●JRの大高駅から緑循環バスの名鉄有松行で郷前に行くことができます。日曜は8時44分と9時44分に出発します。9時台のバスですと10時の開始時間には少し遅れますが、あわてずにおいでください。
●また、同じ緑循環バスの名鉄有松行は南大高駅東にも停車します。9時9分発と10時9分発です。
●JRの共和駅からタクシーで5分。市バスはありません”