慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

初めての「御砂踏み」にニコニコ

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 今日、21日は弘法大師のご縁日です。特に12月は「終い弘法」として、特にご利益があると言われています。慈雲寺には弘法様のお像をお祀りしているのですが、私が赴任してから、ご縁日に特別の法要をしたことがありませんでしたが、「終い弘法」をきっかけに初めて法要をさせていただくことにしました。

 広くお知らせしたわけではありませんし、今朝は冷たい雨・・・・お参りいただくのは大変だなぁ・・・と少し心配していました。ところが、法要が始まる10時前には10人ほどの方が集まってくださいました。弘法大師もきっと喜んでくださったことでしょう。

 法要の後には、本四国の八十八カ所から大切に持ち帰ったお砂で、御砂踏みをしていただきました。御砂踏みは心をこめて祈れば、四国を巡礼するのと同じような功徳があると言われています。お砂踏みの後は、みなさんニコニコ顔。心安らかに、楽しくなるというご利益はすぐに現れたようです。

 法要の後は、お茶を飲みながら少しみんなでお話しをしたのですが、こんな風に気軽にお話しできるのは、とても嬉しいことですね。私にとってもご利益があったということですね!

 御砂踏みは来月21日の「初弘法」の時にも、皆さまにお参りしていただこうと思っています。ぜひお気軽にお参りください。

 1月21日の午前10時からは短い法要と、巡礼の功徳についてお話ししたいと思いますが、御砂踏みは一日中お参りしていただけます。

◎今日はカナダのケベック州でみた赤い実の木。日本で見た事があるものとは少し違うような気がします。とても鮮やかな紅色でした。