慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

枝垂れ梅が咲きました。

f:id:jiunji:20180304190124j:plain

 ここ数日、少し温かな日が続いているせいか、梅がほころんできました。道路沿いの日当たりの良いお宅の梅は、先週には満開になっていますから、慈雲寺の植木の梅は少し遅めのようです。

 しかし、鉢植え(盆梅と言いたいところですが、そこまで手をかけているわけではありません。)の白梅は、1月の下旬に咲き始めて、もう花の時期は終わりました。しかし、私の一番のお気に入りの枝垂れ梅の紅梅が、今、見ごろです。桜でも桃でもそうなのですが、満開に花開いている時より、蕾が膨らんで「明日は咲くぞ!」と張り切って(?)いるように見えるときが一番好きです。

 嬉しくて、玄関を出入りするたびに、ニコニコしてしまいます。

 今日はT家の三回忌の法事がありました。法事の時には『阿弥陀経』をじっくり読誦させていただいています。私はお経をあまり早く読めないのですが、お経はおまじないではないし、ちゃんとストーリーのあるものなのですから、そこに説かれている世界を想像しながら、ゆっくり読誦したら良いと思うのですが・・・

 今日は『阿弥陀経』を読誦させていただきました。このお経には、極楽の美しく、心地よい有様が詳しく描写されています。空から美しい花びらが舞い散り、馥郁とした香りが漂っているそうです。極楽に咲く花はどんな花でしょう?蓮の花もさぞや美しいことでしょうが、梅の花も咲いているといいなぁ・・・

◎今日の写真は、今朝撮影した枝垂れ梅です。