慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

今日(9月26日)は彼岸明け・・・・當麻曼荼羅の御開帳の最終日です

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當麻曼荼羅の模写。極楽の様子が美しく描かれています。

 

 當麻曼荼羅は、観無量寿経に説かれた極楽の様子を描いたものです。曼荼羅ですから、すべての仏、菩薩、天人、建物や花など、描かれているものの全てがに象徴的な意味があります。慈雲寺の属する浄土宗西山派西山浄土宗)の僧侶たちは、この曼荼羅の縮小版模写を持って各地で布教をしていました。この曼荼羅の絵解きをしながら、観無量寿経に説かれた阿弥陀仏・極楽の教えを伝えたのです。

 

 原本は奈良の当麻寺にありますが、慈雲寺にも8分の1サイズの模写があります。春と秋のお彼岸の間は、皆様にお近くでおお参りしていただくように、毎回御開帳をおこなっています。

 

 今日(9月26日)が彼岸明けの最終日です。どうぞお参りいただいて、阿弥陀仏とのご縁を深め、ご先祖さまが修行をしておられる極楽を想像してみてください。

 本堂の右手奥にお祀りしています。拡大鏡も用意してありますので、遠慮なく近づいて細かな表現までご覧ください。