當麻曼荼羅は、観無量寿経に説かれた極楽の様子を描いたものです。曼荼羅ですから、すべての仏、菩薩、天人、建物や花など、描かれているものの全てがに象徴的な意味があります。慈雲寺の属する浄土宗西山派(西山浄土宗)の僧侶たちは、この曼荼羅の縮小版模写を持って各地で布教をしていました。この曼荼羅の絵解きをしながら、観無量寿経に説かれた阿弥陀仏・極楽の教えを伝えたのです。
原本は奈良の当麻寺にありますが、慈雲寺にも8分の1サイズの模写があります。春と秋のお彼岸の間は、皆様にお近くでおお参りしていただくように、毎回御開帳をおこなっています。