慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

10月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、10月27日(日)10時より行います。テーマは「行きつけのお寺の見つけ方」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

今日(9月26日)は彼岸明け・・・・當麻曼荼羅の御開帳の最終日です

f:id:jiunji:20210926063753j:plain

當麻曼荼羅の模写。極楽の様子が美しく描かれています。

 

 當麻曼荼羅は、観無量寿経に説かれた極楽の様子を描いたものです。曼荼羅ですから、すべての仏、菩薩、天人、建物や花など、描かれているものの全てがに象徴的な意味があります。慈雲寺の属する浄土宗西山派西山浄土宗)の僧侶たちは、この曼荼羅の縮小版模写を持って各地で布教をしていました。この曼荼羅の絵解きをしながら、観無量寿経に説かれた阿弥陀仏・極楽の教えを伝えたのです。

 

 原本は奈良の当麻寺にありますが、慈雲寺にも8分の1サイズの模写があります。春と秋のお彼岸の間は、皆様にお近くでおお参りしていただくように、毎回御開帳をおこなっています。

 

 今日(9月26日)が彼岸明けの最終日です。どうぞお参りいただいて、阿弥陀仏とのご縁を深め、ご先祖さまが修行をしておられる極楽を想像してみてください。

 本堂の右手奥にお祀りしています。拡大鏡も用意してありますので、遠慮なく近づいて細かな表現までご覧ください。