慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

今日は屋根の応急修繕

 今日は良い天気。しっかり寒い。でも、朝の勤行のさなかに朝日が本堂の中に差し込んできて、とてもきれい。

 瓦職人の方に来ていただいて、屋根の応急補修をしていただきました。本堂は120年ほど前の建物ですが、どうやら瓦はオリジナルのまま。かなりしっかりした瓦のようですが、そろそろ耐久年月は限界。屋根を直すとなるとかなり膨大な費用がかかりそうです。う~~~~ん

 でも、オリジナルの瓦は厚みのある瓦を一枚一枚かなり深く重ねあっているとのこと。つまり、一番上に露出している部分が多少壊れても、重なりあった部分がおぎないあって雨漏りを防いているらしい。

 慈雲寺の建物は明治の名工として知られる小野田又蔵という棟梁の代表作の一つ。規模は小さくてもかなり贅沢な作り方をしているとのことです。

 寺を建設した時の経緯は『慈雲寺縁起』に詳しく記されています。今夜はゆっくり読み直してみようと思います。

・今日の写真は去年アメリカのコロラド州デンバーへ仕事で行ったとき、そこの美術館で見た弥陀三尊像です。日本の白鳳時代のものとのこと。やさしいお顔が心に残りました。

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