旧暦の3月21日は弘法大師様の御正当日です。普通に言えば祥月命日ということなのですが、弘法大師はお亡くなりになったのではなく、今も高野山の奥の院で、深い禅定(瞑想)に入られたまま生きておられると信じられていますので、「命日」というのは正しい表現ではないかもしれませんね。
真言宗の方はどのように説明なさっているのでしょうか?真言宗の僧侶のお友達に伺ってみましょう。
さて、慈雲寺では、毎年この御正当日に弘法大師様のお像を壇から降ろし、参拝の皆様と御一緒に御身拭いをさせていただいています。
慈雲寺のお大師様は、密教の教えを日本に紹介するために中国からお帰りになったばかりのころの若々しいお姿です。お肌もつやつや、目もキラキラ。エネルギーに満ちている感じです。どうぞ、お身拭いをなさって、お大師さまとのご縁を深めてください。
特に、どこか体の不調のある方にお勧めいたします。
当日は10時から短い法要と、お大師様の教えについて少しお話しをいたします。
お身拭いは一日中、体験していただけますので、本堂が開いている間は、どうぞご自由に中に入り、ご縁を結んでください。
清潔な布や、お大師様に息がかからないようにするマスクなどもご用意いたしますが、ご自分のものをお持ちいただいても結構です。当日、来られない方の代参をなさる方は、その来られない方が日ごろ使っているハンカチなどをきれいに洗ってお持ちください。
◎今日の写真は琵琶湖を南側から眺めたところです。