慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

九州の水害被害に思う

f:id:jiunji:20170705114022j:plain

 九州で豪雨の被害にあわれ、今も危険な状況にいらっしゃる方のことを思い、昨日からニュースから目が離せません。慈雲寺の属する浄土宗西山派西山浄土宗)には、九州にもたくさんの所属寺院があります。特に福岡県や大分県のお寺には、私もお説教に行かせていただいたお寺もありますので、皆さんが無事でいらっしゃるのを祈らずにはいられません。

 真言宗の方たちなら、天変地異を治める修法もあるかもしれませんが、私たちの教えではそういうものはありません。残念です。慈雲寺には弘法大師さまもお祀りしていますので、今日はじっくりと弘法様にお願いをしようと思っています。

 今夜もまた強い雨が予測されているとか。救援物資や義援金など、今、すぐにできることを始めなければと思っています。

 今朝の新聞に災害対策本部の方の経験談が出ていたのですが、「被災地には何もない。食料を送るときも、箸などを必ず入れる」とあったのが印象に残りました。確かにそうですね。どんなことも(とりわけ、人をお助けしようとするときは)そういうしっかりとした気配りができるかどうかが、本当に救えるかどうかの大きな分かれ目になるのでしょう。自戒したいものです。

◎今日の写真は先日、神戸の北野地区で見たあじさいです。