九州で豪雨の被害にあわれ、今も危険な状況にいらっしゃる方のことを思い、昨日からニュースから目が離せません。慈雲寺の属する浄土宗西山派(西山浄土宗)には、九州にもたくさんの所属寺院があります。特に福岡県や大分県のお寺には、私もお説教に行かせていただいたお寺もありますので、皆さんが無事でいらっしゃるのを祈らずにはいられません。
真言宗の方たちなら、天変地異を治める修法もあるかもしれませんが、私たちの教えではそういうものはありません。残念です。慈雲寺には弘法大師さまもお祀りしていますので、今日はじっくりと弘法様にお願いをしようと思っています。
今夜もまた強い雨が予測されているとか。救援物資や義援金など、今、すぐにできることを始めなければと思っています。
今朝の新聞に災害対策本部の方の経験談が出ていたのですが、「被災地には何もない。食料を送るときも、箸などを必ず入れる」とあったのが印象に残りました。確かにそうですね。どんなことも(とりわけ、人をお助けしようとするときは)そういうしっかりとした気配りができるかどうかが、本当に救えるかどうかの大きな分かれ目になるのでしょう。自戒したいものです。
◎今日の写真は先日、神戸の北野地区で見たあじさいです。