慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

末は徳の高い高僧か?! Part1

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 先日、ご近所の小学校の生徒が慈雲寺に社会科見学に来てくれました。地域の会社やお店などを見学するカリキュラムの一つのようです。

 10人ほどの生徒は小学校の二年生。なかなか微妙な年齢です。中学生ぐらいだったら、神社と寺院の違い、神様と仏様の違いなどについて、神仏混交や廃仏毀釈の話などを使って、面白くお話しできる自信がある(???)のですが、二年生では・・・

 でも、子供たちの質問はどれも私にとって「改めて考えてみる」良いきっかけになるものばかりでした。特に、神社と寺院の違いについては、11月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のテーマにしようとおもっているほどです。良い質問ですよね。

 子供たちはお経を聞いてもらい、焼香も体験してもらいました。ふざけたり、騒いだりする子は皆無で、興味深そうにしてくれた子が多くて、私も楽しかったです。もっとも、「僕はマクドナルドに見学を希望していたけど、人数が多くてじゃんけんで負けたので、ここに来ました。」と、正直に話してくれた子もいました。

 いやいや、じゃんけんに負けたというのが、縁になったのですよね。善きかな、善きかな・・・仏様が呼んでくれたのですよ。

 呼んでくれたと言えば、その子供たちの中に、なんとも不思議な雰囲気の子供がいました。ダライラマの転生の話ではないけれど、なんだか「あなた、前世は徳を積んだお坊様だったのではありませんか?」と聞きたくなるような子供でした。

 う~~ん・・・あんな子が慈雲寺を継いでくれるといいのに!(けっこう本気!)

その子供の不思議な行動については、次回のブログをお楽しみに!