先日、アイドルグループの「嵐」が休止を発表したとたん、NHKまでトップニュースに取り上げていたのには驚きました。ロシアとの領土交渉や韓国とのレーダーの問題など、「嵐」より重要なニュースは山ほどあったと思うのですが・・・
仏教は全てのものは必ず移ろっていく、一瞬も止まることなく変化を続けていくと教えています。「諸行無常」という教えです。この「無常」を領解することが、仏教徒として生きる第一歩といっても良いでしょう。
「嵐」の歌は数曲しか知りませんが、メンバーの出演しているドラマや映画は何度も見た事があります。才能に恵まれた人たちなのだと思っていました。
しかし、メンバーがもうすぐ40代の大人(というかおじさんたち)なのだと、改めて驚きました。
デビュー当時からの彼らの変化をすぐにインターネットで見ることができるのは、ある意味残酷なものだと思いました。
中年のアイドル・・・などというものの存在は今までなかったことなので、その対応の仕方もそれぞれでしょう。ローリングストーンズのように、「老醜をさらす」と言われてもロックを歌い続けるのも、一つの生きかたですし、「若さ」を売りにしていく流れから出ていってしまうのも一つの生き方でしょう。
彼らも、もうすでにいろいろな限界が来ていることに気が付いたのかもしれませんね。
結婚も含め、これから50年近く続く人生をどう生きていくのか考え、彼らの思い通りに行動できるといいですね。
◎今日の写真はインターネットの無料画像からお借りした、嵐の直前の風景です。今の「嵐」の心の中はこんな感じでしょうか?