先日、ご近所の方とお話ししていたら、「お寺にはちゃんとした格好で行かないといけないから・・・」とおっしゃるのです。どうやら私がいつも「普段着でおいでください。」と言っているのをどう解釈したら良いか困っていらっしゃるようです。
確かに、お寺に来るときというのは、お葬式や法事のときなどが多く、喪服や地味な正装をしていることが多いですね。普段着で来るような用事はないということでしょうか?カナダでも、キリスト教の教会では日曜日のミサや礼拝には、「サンデースーツ」と呼ばれる、カッチリとしたデザインの服を着てくる人が多かったようです。
でも、お寺にお参りしたいと思ったら、「思い立ったときが絶好機」です。どんな服を着ていくかなどと気にする必要はありません。もちろん、きちんとした服装という気分なら、ぜひゆっくりとお出かけ着を選んでくださってもかまいません。
慈雲寺にいらっしゃるときは、“今日、着たい服”を選んでください。本当はお気に入りなのだけど、「派手と言われないかしら?」とか「似合わないと言われないか?」と気になって、あまり手を通さない服はありませんか?「着ていく場所がない・・」なんて思うなら、ぜひ慈雲寺へのお出かけにどうぞ。
カナダの人たちは、どの年代でもカラフルな色の服が大好き。お寺は心穏やかに暮らすためのお手伝いをする場所ですから、自分が本当に好きな服、その時の気持ちに合うものを着ていらしてください。人の目なんて気にしなくても大丈夫・・・・
・今日の写真はウズベキスタンのヒワという町で見かけた指人形です。