慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

「起こしもの」で春が来た!

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 昨年に続き、「起こしもの」をお供えに来て下さった方がいます。

 ご近所のパン屋さんに「パン屋のおこしもの」と書かれた御餅のようなものが並べられていたときは、「何だろう?」と興味津々。

 ネットで検索してみたら、どうやら愛知県独自の桃の節句のお供えらしい。お米の粉を練って、花や松などの縁起物の型に入れ、それを「取り出す(おこす)」ところから「おこしもの」の名前になったとか。

 可愛らしい色が散らしてあるのも良い。ご近所のシニアの方が若い人たちに伝統を伝えているそうです。それをおすそ分けしてくださったというわけ。

 さっそく仏様にお供えしましたが、柔らかいうちに食べるのがお約束のようなので、すぐにおさがりをいただきました。

 なんだか、ご近所のメンバーに入れていただいた気がして嬉しいです。

 桃の節句が来れば、もう春ですね。

◎今日の写真は枚方市の片埜神社の梅です。