慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

仏花を自分で選んでみましょう

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 上の写真のハイビスカスはエクアドルで出会ったものですが、慈雲寺のハイビスカスにようやく新芽が出てきました。ご近所の鉢植えは、どこも青葉がたくさん出ていたので、心配していました。
 今日も「新聞の記事を見て、ここにお寺があることに気が付いた」という方がお参りに来て下さいました。こんな風にご縁が広がるのはとても嬉しいことです。

 人間の目というものは不思議ですね。見ていても見えないことがしばしばあるのですね。自分に関係がないと思っている間は、目の前にあっても見えない。ご縁が結ばれるととたんに見えてくるのですね。

 阿弥陀様のお救いも、もう遥か昔から私たちは救われているのに、私たちはそっぽを向いたまま輪廻を繰り返してきたのです。今生で阿弥陀様、お釈迦様にご縁が結ばれて本当に良かった!

 

 さて、今日、初めて慈雲寺にお参りに来て下さった方から、「花屋さんで『仏花』として売られているもの以外の花をお供えしてはいけないのでしょうか?」という質問を受けました。花屋さんでは、色合いや値段(?)を考慮して、仏花らしいものをまとめて束にしてくれていますから、それを買ってきてお供えするのは便利で無難ですね。

 しかし、大事なのは「仏様、ご先祖さまにお花を手向けたい」という気持ちです。一度、ご自分の好きな花を選んでお供えしてみませんか?バラの花はどうでしょう?

 自分の素直な気持ちを形にして、仏様やご先祖様と一緒に楽しんでみるのも良いと思います。

 自分の庭に咲いた花もいいですね。