私は、真夏でもめったに30度を超えない気候の町で長い間暮らしていたので、日本の夏にはまだ慣れることができません。とりわけ湿度がつらい・・・・
きちんと法衣を着なければならない場面では、夏でも覚悟を決めてきますが、普段はTシャツのまま。この上に作務衣を着る気にはなれませんでした。
しかし、昨日ある方から、「普段も、もっとお坊さんらしい姿をした方が良いのでは?」とアドバイスをいただきました。確かにそうですね。でも、Tシャツの上に、もう一枚作務衣を着るのは、やっぱり暑い!と思っていたら・・・
今日は朝から涼しい風が吹いていて、窓を開けたらTシャツだけでは肌寒い。薄手の作務衣を着てみると、ちょうど良い感じです。もっとも、作務を少ししただけで汗ばんでしまい、さっさと脱いでしまいましたが・・・
もう9月も終わり。本来なら、明日から夏の衣から冬の衣に変えなければならないのですが・・・大きな声で読経すると、体がポカポカしてくるので、まだしばらくは夏の衣で許していただきたいものです。
季節の移ろいは、人の命のあやうさも教えてくれます。今日は、5月にお浄土へ行った父のことを考えていました。
◎今日の写真は慈雲寺の属する浄土宗西山派(西山浄土宗)の総本山光明寺の姿です。もうしばらくすると、楓の木々が色を変え始めることでしょう。