今日は10月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」を行いました。台風がやってきつつあるという怪しい空模様にもかかわらず、25人以上の方々が集まってくださいました。
「末法思想」という少々硬い(テーマ)でしたから、もう少しわかりやすくお話しすべきだったと、自分の勉強不足が悔やまれます。本当に理解が深まれば、わかりやすくお話しできるものだと思います。
さて、11月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は19日に行います。次回のテーマは「神仏習合」についてです。
先日、ご近所の小学校から二年生の子供たちが慈雲寺に見学に来てくれました。その時、子供たちからいろいろと興味深い質問が出たのですが、中でも私が一番答えにくかったのが、「神社とお寺はどう違うのですか?」という質問でした。
なかなか鋭いですね。明治政府が政策として神仏分離を強制するまで、日本の宗教慣習では、神も仏も混交していました。熊野権現は阿弥陀仏が神の形をとった化身の姿であるといったように、神さまと仏さまは私たち日本人の心の中で溶け合っていたのです。
そうした神仏習合の歴史を振り返ってみたいと思います。
どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。
◎これからしばらくは、花の写真を掲載します。今日はカナダのビクトリアの港周辺の景色です。