慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

満月写経の会を再開しました。7月は6日が満月です。

f:id:jiunji:20200612222312j:plain

 今日は、いかにも梅雨という感じの一日でした。朝から蒸し暑く、仏花の水を替えるだけでも汗ばむほど・・・あじさいが涼し気に咲いていてくれるのがとてもありがたく思えます。

 さて、ご報告が遅くなりましたが、去る7日、四カ月ぶりに「満月写経・写仏の会」を再開しました。いつもなら、お寺の壁に貼るポスターもまだ自粛。ブログでお知らせしただけなのに9名の方がおいでになって下さいました。

 初めて写経をなさるという方もいらしたので、慈雲寺の写経の会の姿勢(というほど大げさなものではありませんが・・・)のお話をさせていただきました。

 

 写経は、お釈迦様のお説きになった言葉「仏語」を一文字、一文字書き写すものです。本来なら斎戒沐浴し、一文字書くごとに仏法僧に三拝するものでしょう。『般若心経』のような300文字足らずのお経でしたら、いったん書き始めたら、最後まで集中して一気に書いていく。万一、書き間違いがあっても、途中でやめたりせず、作法にしたがって訂正して書き進めるのが正しいとされています。

 

 しかし、慈雲寺では写経を「無理をせず、自分の気持ちに正直に向かい合うためのきっかけ」ととらえています。

 最初から最後まで一気に集中できる日は、そうして下さい。もし、一行で筆が先に進まなくなったら、お月様を眺めて一息ついて下さい。お茶とお菓子で一休みでもかまいません。

 その日に書き終わらなければ、名前を書いて所定の場所に置いておいてください。来月の満月の日においでになっても良いですし、途中の日に慈雲寺に立ち寄ってくださっても結構です。

 慈雲寺では、いつでも写経をしていただけるように用意してあります。

 

 自宅へ持ち帰って仕上げたいとい思う方は、どうぞご自由に。しかし、日常とは違う「寺院の本堂」という特別な空間で写経を行うことで、なにかいつもと違う心の扉が開くかもしれません。

 

 来月の満月写経・写仏の会は7月6日夜7時半より行います。

 どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

 

◎慈雲寺へのアクセスなどの情報は慈雲寺のホームページ

https://jiunji.weebly.com/ をご覧ください。