慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

12月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、12月15日(日)10時より行います。テーマは、「『一枚起請文』に学ぶ法然上人の教え」です。どなたでも歓迎いたします。」お気軽にご参加ください。

慈雲寺で一休み。冷たいウーロン茶と塩飴をご用意

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 雨はあがったのですが、地面に残った湿気が一挙に立ち昇ってきた感じ。蒸し風呂状態です。今朝のネットのニュースで、マスクと熱中症の関係についての記事が出ていましたのでご覧ください。

 

「野外でのマスク」で熱中症の死者を出すことがあってはいけない

 

 マスクをしない歩いていたり、お店に入ったりすると非常に肩身が狭い(???)状態ですね。しかし、炎天下でマスクをし続けることのリスクもこれからは考えなければいけないでしょう。上記の記事は、両方のリスクについて分かりやすく説明しています。

 

 仏教では、極端を排してバランスのとれた見方をすることを勧めています。「みんながやっているから」とか、「マナーだから」というだけで、十分な検討なしに行動するのは避けるべきです。最悪なのは、「マスクをしていないと”非国民”扱いだから、アリバイ作りのために、とりあえずマスク」といって、正しいマスクの仕方も考えず、手も洗わず、雑菌まみれのマスクを何日も使っている・・・という情けなく、危険なマスクの利用です。

 

 仏教は表面だけ取り繕ったり、他人の目による評価だけで自分の行動を決めたりすることを戒めています。冷静に情報を集め、両極端を排して、より正確で妥当な道を自分で選び取ることが大切です。

 

 さて、熱中症は、例年でも非常に危険なものです。子供や老人だけでなく、若い人も例外ではありません。今年はマスクの着用によって、その危険性は増大すると指摘されています。

 人込みから離れたら、マスクをはずして一休みしませんか?

 慈雲寺には冷たいウーロン茶と塩分補給の飴やタブレットを本堂前に用意しています。どうぞ遠慮なく本堂にあがって一休みして下さい。

 何人もの方が、一度に慈雲寺の本堂に集まることはめったにないと思うので、他の方がいないなら、どうぞ遠慮なくマスクをはずして下さいね。

◎今日の写真はカナダのブリティッシュコロンビア州と米国のアラスカ州の国境近くに連なる山々です。山頂には氷河が輝いています。